アむーレ

スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホームのアむーレのレビュー・感想・評価

4.1
これは激アツ展開、且つ超ダイナミックな描写で、これまでのスパイダーマン三部作シリーズ、アメイジングシリーズ、ホームシリーズの総決算・総結集と言える。

レビュー語っちゃうとネタバレしちゃうから言えないけど、予告CMに出てくる範囲で。今回は魔術師あらわる。そして多次元宇宙・並行世界という不思議な世界線との融合、複数のスパイダーマンとクリーチャー達…

このホームシリーズでは1作目からスパイダーマンがアベンジャーズとして迎え入れられたことが描かれているけども、その事実が他のスパイダーマンシリーズと違う意味というのもここにきてようやく理解できた。
また、スパイダーマンシリーズが3種類の世界線でリメイクされてきた中で、同じような立場の登場人物、クリーチャー、恋人が共通して存在してきたという事実が鍵となる。

過去8作にも及ぶスパイダーマンの物語の伏線が総回収されると言えるほどの壮大なストーリーで、見ごたえありまくりでした。

自分は最初の三部作を見ずにアメイジングシリーズから観始めたので、先に三部作シリーズ見てなかったことに強く後悔…
これからホームシリーズ見る人は、1作目から全部観てからホームシリーズまで観たほうがより楽しめると思います。

今作品のクライマックスは切なかったなぁ。
ファンタスティックビーストの一作目=魔法使いの旅のラスト思い出しちゃった。
この状況を止める最後の手段がこれしかないとはいえ、自分の存在が無になることを選ぶ勇気…恋人の言葉を信じたもののやっぱり…

アクションSFとしてのエンターテイメント、友情劇、愛情劇、大切な人との死による別れ、記憶の別れ…いろんな感情をフルに描いた超大作でした。ブラボー!
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