アむーレ

スパイダーマンのアむーレのレビュー・感想・評価

スパイダーマン(2002年製作の映画)
3.8
2002年を皮切りに2004年、2007年と公開されたサム・ライミ監督版スパイダーマンシリーズの第1弾。
元はマーベルコミックが原作であるが、近年になってソニーピクチャーズが映画化権を取得してから公開された劇場映画としては最初の三部作になる1作目。
のちにマーク・ウェブ監督によるアメイジングスパイダーマンシリーズや、ジョン・ワッツ監督による所謂ホームシリーズも製作されるがそれぞれリブート作品となるのでこれらとは直接の関係性はない。(※しかし、ホームシリーズの3作目にはサム・ライミ版シリーズのスパイダーマンも特別出演する。)

世の中にスパイダーマンフィーバーが起こるきっかけとなった映画のまさに元祖!率直に言って面白い!

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高校生のピーターが科学の授業の一環としてコロンビア大学の見学に訪れた際に遺伝子操作された蜘蛛に噛まれ特殊な能力を取得する。この特殊な能力を使って世の為に使えないかと彼の善意から始まったスパイダーマンによる自警活動。
しかし一方で、先進技術の研究を進めるオズコープ社の責任者が自ら実験台となり身体能力増強薬の実験をするが、これが思わぬ副作用を起こし凶悪な人格に支配された結果ゴブリンという街を恐怖に陥れるモンスターを生み出してしまうのであった。

互いにマスクをした両者の正体は意外な関係性にあり、その正体を知られることが発端となり事態は泥沼化していく…
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ありそうでなかったヒーローものかもしれない。一人称視点で見ればまるでジェットコースターにでも乗っているかのような爽快感で、CGによりこの爽快感をある程度リアルに実写で表現できるようになったからこそ話題になったと思う。

実はサム・ライミ版よりも先にアメイジングスパイダーマンシリーズとホームシリーズを観ていたために、元祖となるこの作品は一番後回しになってしまったけど、アメイジングスパイダーマンよりも悪役の描き方が子供っぽさがなく良かった。
総じてストーリーや設定のツッコミどころも少なく、集中してストーリーに入り込めて良かったと思います。

物語の結びも第2弾に続く布石となる、新たな恨みが生まれ、次のトラブルを予感させるような終わり方でワクワクする。

大学の研究者さん…その後逃げ出した蜘蛛をちゃんと回収できたのかな…?じゃないとスパイダーマンやスパイダーウーマン、スパイダーママン、スパイダーパパン、大量発生しちまうぜ…(笑)
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