凄惨な仕打ちを受けようとも、自らの信念に従い、ヒトラーに屈しなかった男性がいたなんて言葉で表しきれないほどに凄すぎる。ヒトラーへの忠誠心を表面上のみ取り繕い、ごまかすことだって幾らでもできたはずだけ…
>>続きを読むどういう話かは知っていたので、見なきゃなと思いながらも気が重くてなかなか見ることができなかった作品。
あのテレンスマリックの作風が悲惨な状況の描写に効果的なんだろうと思いきや、意外にも話のテーマまで…
シンプルで分かりやすいテレンス・マリック。映像美は言うまでもなく。
熱に浮かされたようにナチスを狂信する村長、長いものには巻かれろと諭す司祭、ナチスへの忠誠など形式だけだと説得を試みる弁護士、嫌が…
期待値上げすぎたせいで若干物足りなさは残るけれど、マリックのスタイルは好きすぎて多分彼の作品を嫌いになるのは不可能。
役者の演技は監督作品中でも間違いなくベスト。
次作『The Way of t…
第二次世界大戦下のオーストリアを舞台に、兵役を拒否すれば問答無用で死刑を求刑されるナチ政権下で、頑なに兵役を拒否し続けた名もなき農夫の話。カトリックの教会までもが「祖国への義務」として兵役を勧める中…
>>続きを読む戦闘シーンが全くないけど、戦争をこれでもかと感じさせる映画やった。
主人公が愛した自然・家族を軸に淡々と日常が壊れていく、
どれだけ想いあっててもどれだけ平和を願っても変えられない世界を感じさせ…
大いに心が震えました。
信仰とは、その究極は、その意義とは何か、一つ考えさせられます。
何が正しいのかなんて、それは誰にもわからないことです。良いことの中にも悪いことがあり、また悪いことの中にも良…
【魔術師マリック】
第二次世界大戦時に兵役を拒否したために逮捕され裁判にかけられたオーストリア人農夫の物語です。
実在の人物を描いている映画だとのこと。
いわゆるナチ物映画ではありますが、当時の…
映画って、人の価値観を覆してしまうほどの
強くしなやかな影響力を持っていると思う。
それは、ある一定の条件が伴い
「現代社会の光と闇」
「自身の生活や内面的苦悩と葛藤」
「求めていた夢と現実」
な…
(C)2019 Twentieth Century Fox