Yutaさんの映画レビュー・感想・評価

Yuta

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フェイス(1997年製作の映画)

2.9

ブラー絶頂期のデイモンが出た映画があると知り。
午後のロードショー的なB級作品と思って見ていたが序盤40分ぐらいはテンポもよくかっこいいクライムサスペンスだった。が、残りの1時間はぐだぐだ。仲間の一人
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メイド(2001年製作の映画)

3.3

ジョンファブローとヴィンスヴォーンいつも一緒に仕事していて仲よかったよな。アイアンマン撮ったぐらいから組まなくなったけど。
今年に入り世間を大騒がせしているパフダディ(この頃はディディ)が3番目ぐらい
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ヒューマンネイチュア(2001年製作の映画)

3.8

映画を見るようになる前からミシェルゴンドリーやスパイクジョーンズの撮るミュージックビデオに夢中だったので大昔に見た気でいたが未見だった。
チャーリーカウフマン(超好き)の世界観とミシェルゴンドリーのや
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恋愛睡眠のすすめ(2006年製作の映画)

3.8

ミシェルゴンドリーの変なのに切ない世界観とガエルガルシアベルナルがマッチしまくり。二人ともこの頃熱烈に支持されてたよなーという懐かしさがエモさに拍車をかける。
ミシェルゴンドリー、一日中いろんなアイデ
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パリ20区、僕たちのクラス(2008年製作の映画)

2.7

先生も生徒もみんな大変だな、ましてや移民が多い国だし。という程度でそんなに面白くも出来がよくもないしラストも微妙なのだが、パルムドール受賞作品と言われると「何でこれが?」と仰天してしまう。サルコジ政権>>続きを読む

息子の部屋(2001年製作の映画)

2.0

お涙頂戴ものでこそなかったものの、ひたすら感傷的で単調。よさを何も感じられずこんなのがパルムドール獲ってた時代もあったのかと思ったが、この頃の受賞作微妙なのだらけだった。

ピアニスト(2001年製作の映画)

3.3

刺激ばかり求める映画をアホくさいと思っているので全く合わなかったが、どうなっていくのか気になって最後まで我慢。
毒親や厳格な特訓のせいで抑圧されてきた主人公がモラハラ男の餌食になる話かと思ったら、彼女
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白いリボン(2009年製作の映画)

3.4

これより後のパルムドール受賞作は全て見ているので遡って見ていこうかと。そういう気分で見始めたというのもあるが、賞狙いで作られた作品だなという感想。
封建制度が消え去る前の嫌ーな時代のヨーロッパの、嫌な
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灼熱の魂(2010年製作の映画)

4.1

いまやブレードランナーやDUNE(つまらん)の人というイメージのドゥニヴィルヌーヴ初期作。
久しぶりに「これ最後まで見てられるかな」級のヘビーな話だった(ジャケになっているシーンが一番きつかったかも)
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Revanche(原題)(2008年製作の映画)

4.1

MUBIで鑑賞。
どのシーンも絵がかっこよくて、英語字幕に疲れて一時停止しても必ずサマになっていた。ハードボイルド味のある前半と葛藤する後半、どちらもよい。ぶつ切りな終わり方じゃないほうがよかった気は
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Two Ships(英題)(2012年製作の映画)

3.9

この映画のページないんですかとFilmarksに作成依頼した身としてちゃんと投稿。
MUBIで鑑賞。今やパルムドール&オスカー受賞の大監督ジャスティーヌトリエの初監督作。
いろいろ思い通りにいかなくて
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Yannick(原題)(2023年製作の映画)

4.0

MUBIにて鑑賞。
荒唐無稽なようで、でもこんな事もあるのかもと思わせる程よさ。キャラクターも雰囲気も苦手と思っていたのに見終わる頃には何ならほっこり。
パリと言えば街中オシッコ臭いのだが、この話でも
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トリとロキタ(2022年製作の映画)

4.0

BGMもなく黙々と話が進む。辛い話だが見入ってしまう力がある。
貧困や不遇に苦しむ人たちを撮り続けてきたダルデンヌ兄弟だが、本作の主人公たちはこれまで以上に過酷な状況。これが現実だろうし、格差が広がっ
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悪は存在しない(2023年製作の映画)

4.5

邦画全然見ないのに最近の濱口作品は公開初週に観ている。
例によって簡単には消化しづらい話なのだが、キャラクターも起こる事も実に絶妙。ラストも素晴らしかった。
映画ぐらいでしか来ない大嫌いな渋谷で見たが
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貴公子(2023年製作の映画)

3.9

カメラワークもアクションもロケーションも、映像のかっこよさとんでもない。どうなっているのかなかなか分からない構成や演技も最高。
前半はなんちゅう傑作だと驚いていたが、後半から「こいつがそれやっちゃうの
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Mean Girls(原題)(2024年製作の映画)

2.7

ストーリーどころか細かいギャグまで前回のままなぞっていたり、ティナフェイは前回と同じ役で同じセリフ言っていたり、リメイク(厳密にはブロードウェイミュージカル化されたものの映画化)の醍醐味は…?と首を傾>>続きを読む

恋するプリテンダー(2023年製作の映画)

4.3

主演2人の組み合わせを知った時から早く見れないかなと思っていたらfilmarks試写が当たった。
本格ブレイクまで時間はかかったけど、いま最強の(文字通り)ホットな2人。羨ましくなるロケーション、すれ
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8人の女たち(2002年製作の映画)

3.7

ミュージカルが混じるのでそもそもシリアスなドラマでもないのだが、そこまで面白くないかなーと思うとちょっと面白くなる。が繰り返される。
豪華女優陣はさすがに華があった。

危険なプロット(2012年製作の映画)

3.4

斬新すぎはしないけど面白い設定で、ありがちな展開になりかけてはズレる感じも興味深いがだんだんと無理が目立っていた。ラストは強引にヒッチコック。
友達のお母さんそこまで魅力あるようには感じられず。なんと
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私がやりました(2023年製作の映画)

4.0

この監督はどんなスタイルの作品でも撮れるんだなとあらためて感銘。
主役の若い2人が素晴らしい。べったべたのコメディ演技も余裕でこなすイザベルユペール様、懐が深い。ヒットを狙って成功した作品。

マーロン・ブランドの肉声(2015年製作の映画)

4.1

ヴァルキルマーの自伝ドキュメンタリーを見ていたらマーロンも出てきたので、前からずっと見ようとしていたこちらも鑑賞。
たまに出てくるAI(?)マーロンは変だったけど、よく掘り下げられたドキュメンタリー。
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ヴァル・キルマー/映画に⼈⽣を捧げた男(2021年製作の映画)

4.2

カンヌに出品された時から見たかった自伝ドキュメンタリー。最近あまり見なくなってしまった息子ジャックがナレーションから撮影まで手厚くサポート。
ハンディカメラが出回った頃から自分や周囲をたくさん撮影して
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ゴッズ・クリーチャー(2022年製作の映画)

3.2

この2人が主役ならと期待したが、ここまで何の見所もない話では。サスペンスだけどホラーっぽい演出というのも功を奏さず。

異人たち(2023年製作の映画)

4.6

Pet Shop Boysのかかる映画に外れなし。Aftersunに続きBlurの使い方もよかった。
表現力も存在感も現在最強というか超越している2人なのでとにかく引き込まれる。両親役の2人も最高なの
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パスト ライブス/再会(2023年製作の映画)

4.9

最後の台詞とそこからの1分のカットに胸を裂かれたような感覚を覚えた。
欧米メディアや白人批評家がアジア(系)映画をベタ褒めすると何となく身構えてしまうのだが、心配無用だった。
コメディ作品(GIRLS
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TALK TO ME/トーク・トゥ・ミー(2022年製作の映画)

3.1

典型的なアリアスター(大嫌い)後のホラー。恐怖への入り口についてはいろいろ考えるなぁと思うが、話のテンポも展開も最悪な後味も、話として何の中身もない感じもみんな同じ。オチは予想通り。

ウォンカとチョコレート工場のはじまり(2023年製作の映画)

4.0

ついついWankerと言いたくなってしまうがWonka
ジョニーデップが苦手なので「チャーリー」未見でこれも興味なかったのだが、キーガンマイケルキーやオリヴィアコールマンが気になり鑑賞。評判通りクオリ
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アイアンクロー(2023年製作の映画)

4.6

これが作品賞にも主演男優賞にもノミネートしないようではアカデミー賞もたかが知れている。がちがちのマッチョ男たちによる超アンチ・スポ根、アンチ・マスキュリニティ映画。こんなにtoxicな世界では、サバイ>>続きを読む

サウザンド・アンド・ワン(2023年製作の映画)

4.5

カニエ率いる(空中分解した?)G.O.O.D. Musicの歌姫にしてカニエ「FADE」のビデオのダンスで世界に衝撃を与えたテヤナテイラー。主演作デビューもものすごい。
開始早々なんかMOONLIGH
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チェイサー(2008年製作の映画)

4.0

大昔に見たと思っていたが未見だった。
他の方の感想を読んで「社会派の作品に『救いがない』もあるか」と思っていたが、終盤「確かにな」となった。ここまでむごくしなくていい。
若くてちょっと別人なハジョンウ
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インソムニア(2002年製作の映画)

3.8

ノーラン作品が嫌いなわけではなく、そこら中にいるノーランを語りたがる”映画好き”が苦手なのだが、これは未見のままだったので鑑賞。
序盤は「なんでこれ見てるんだっけ?あ、監督ノーランか」と何度も思い出さ
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アルプス(2011年製作の映画)

2.6

ランティモス初期作。「籠の中の〜」ほどは気色悪くはないが、見ていて気が滅入るし、面白くない。
フィクションにマジレスするのも野暮だが、故人の代行サービス(?)なんて絶対求められないし、そんな話でよく製
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バーナデット ママは行方不明(2019年製作の映画)

2.7

リンクレイター×ケイトブランシェットなのに謎に4年も日本公開されなかった作品。
演技はいいのだが、無理があるストーリーの上にいろんなことが空回り上滑りしていてなかなかひどかった。大好きなクリステンウィ
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モンタナ・ストーリー(2021年製作の映画)

2.8

ヘイリールー目当てで鑑賞。珍しく険しい表情多め。オーウェンティーグも好演。悪くはないが特に何もなかった。

エターナル・ドーター(2022年製作の映画)

3.0

少し前にMUBIで初期作を見てけっこう好きだったのだが、今週スーベニア2作を見返して寧ろよく分からなくなってきたジョアンナホッグ。ついでに現時点の最新作も。
ゴシックホラー、珍しくジャンルものだが、特
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スーヴェニア -私たちが愛した時間、後に-(2021年製作の映画)

3.7

本作の配信開始に合わせて1を見返したばかりだが、相変わらず話が入ってきにくい。前作よりは「映画を撮る」というストーリーがあるぶん見やすかったかも。なのだが…
終わり方があんなだったので肩透かしを食らっ
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