Yutaさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

Yuta

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ウォンカとチョコレート工場のはじまり(2023年製作の映画)

4.0

ついついWankerと言いたくなってしまうがWonka
ジョニーデップが苦手なので「チャーリー」未見でこれも興味なかったのだが、キーガンマイケルキーやオリヴィアコールマンが気になり鑑賞。評判通りクオリ
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アイアンクロー(2023年製作の映画)

4.6

これが作品賞にも主演男優賞にもノミネートしないようではアカデミー賞もたかが知れている。がちがちのマッチョ男たちによる超アンチ・スポ根、アンチ・マスキュリニティ映画。こんなにtoxicな世界では、サバイ>>続きを読む

サウザンド・アンド・ワン(2023年製作の映画)

4.5

カニエ率いる(空中分解した?)G.O.O.D. Musicの歌姫にしてカニエ「FADE」のビデオのダンスで世界に衝撃を与えたテヤナテイラー。主演作デビューもものすごい。
開始早々なんかMOONLIGH
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チェイサー(2008年製作の映画)

3.9

大昔に見たと思っていたが未見だった。
他の方の感想を読んで「社会派の作品に『救いがない』もあるか」と思っていたが、終盤「確かにな」となった。ここまでむごくしなくていい。
若くてちょっと別人なハジョンウ
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インソムニア(2002年製作の映画)

3.8

ノーラン作品が嫌いなわけではなく、そこら中にいるノーランを語りたがる”映画好き”が苦手なのだが、これは未見のままだったので鑑賞。
序盤は「なんでこれ見てるんだっけ?あ、監督ノーランか」と何度も思い出さ
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アルプス(2011年製作の映画)

2.6

ランティモス初期作。「籠の中の〜」ほどは気色悪くはないが、見ていて気が滅入るし、面白くない。
フィクションにマジレスするのも野暮だが、故人の代行サービス(?)なんて絶対求められないし、そんな話でよく製
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バーナデット ママは行方不明(2019年製作の映画)

2.7

リンクレイター×ケイトブランシェットなのに謎に4年も日本公開されなかった作品。
演技はいいのだが、無理があるストーリーの上にいろんなことが空回り上滑りしていてなかなかひどかった。大好きなクリステンウィ
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モンタナ・ストーリー(2021年製作の映画)

2.8

ヘイリールー目当てで鑑賞。珍しく険しい表情多め。オーウェンティーグも好演。悪くはないが特に何もなかった。

エターナル・ドーター(2022年製作の映画)

3.0

少し前にMUBIで初期作を見てけっこう好きだったのだが、今週スーベニア2作を見返して寧ろよく分からなくなってきたジョアンナホッグ。ついでに現時点の最新作も。
ゴシックホラー、珍しくジャンルものだが、特
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スーヴェニア -私たちが愛した時間、後に-(2021年製作の映画)

3.7

本作の配信開始に合わせて1を見返したばかりだが、相変わらず話が入ってきにくい。前作よりは「映画を撮る」というストーリーがあるぶん見やすかったかも。なのだが…
終わり方があんなだったので肩透かしを食らっ
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熱波(2012年製作の映画)

4.1

韓国ではMUBIで配信されていたのでダウンロードして帰国して鑑賞。
第一部と第二部でかなりトーンが変わるので好みが割れているようだがどちらもいい感じだと思うし、若き日の植民地での不倫の話以上のなんでも
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ポライト・ソサエティ(2023年製作の映画)

3.8

オバマの2023年お気に入りにもランクイン。U-NEXTに1日だけ出現して消えたけど、韓国のネトフリでは配信されていた。
最近一気に増えた南アジア系イギリス(またはアメリカ)家族ものの新たな良作。
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Emily the Criminal(原題)(2022年製作の映画)

4.0

韓国旅行中にネトフリで鑑賞。
コメディ作品見てると毎度のように出てきてはイカれた役を演じているオーブリープラザがシリアスな作品に?と思ったが、危なかっしい役なんて彼女にはお手のものだった。
ハードだけ
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Bros(原題)(2022年製作の映画)

4.5

日本では見れる兆しが全然ないけど韓国旅行中にネトフリで視聴。
主人公が早口で情報量多いのだが話も気合い満点で、クィア映画としてやれることをひたすらやってみた大力作。
キャストやカメオも豪華&最高で、Q
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The Blackening(原題)(2022年製作の映画)

4.2

最近の海外旅行の楽しみの一つはその国のネトフリではどんな(日本で見れない)作品が見れるか?なのだが、日本に来る兆しも見えないこの作品も韓国では配信されていた。
GET OUT以降のSCREAMという、
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ランブルフィッシュ(1983年製作の映画)

2.5

後の大スターたちは美しいが映画は完全な駄作。駄作なら嫌いというわけではないが、あのゴッドファーザーを撮った大監督の作品だと思うと激しく失望する。青春映画の大傑作が続出した80年代にこれは恥ずかしい。

ピール(1982年製作の映画)

3.8

MUBIにて鑑賞。その後の有名な諸作品と全く作風が違う。
理解しきれていないがスピード感あって面白い。

ワールド・オブ・グローリー(1991年製作の映画)

3.5

大昔からスタイルが変わってなかったんだな。最終のシーンが一番インパクトでかいけど、「さよなら人類」でも同じことやってた。

愛に関する短いフィルム(1988年製作の映画)

2.4

これまたオッサンの妄想幻想全の話。キモい童貞ストーカーを、覗かれていた女性が求めるようになるとかアホかとしか。
元ネタのヒッチコックのあれも気持ち悪かったが、これは単にドン引き。これをいいとか言ってる
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殺人に関する短いフィルム(1987年製作の映画)

2.8

自分も死刑には反対だが、この映画はキャラ拍子・演出ともに薄っぺらすぎてリアリティ皆無。真面目なテーマでそれでいいのかよ。映像はこの時代らしからぬ美しさだが、撮り方ワンパターンだし狙いすぎ。

ソングス・フォー・ドレラ 4Kレストア版(1990年製作の映画)

4.2

ルーリードとジョンケイルによる、アンディ没後のふたりライブ。音楽はもちろん大好き。50になる前の二人がなんともいい感じの風貌でとてもよかった。
ヴェルヴェッツのApple TVドキュメンタリーよりこち
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そして人生はつづく(1992年製作の映画)

3.8

1990年のイラン大地震で被災した「友だちの家はどこ?(87年作)」のロケ地で、出演者たちの消息を追う話。
なのだが、被災者本人たちと、ドキュメンタリー仕立てのドラマで被災者を演じる人たちが混じりあっ
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風が吹くまま(1999年製作の映画)

3.6

広大な麦畑とそこを通る曲がりくねった道の風景も田舎の家々もとてもいい色彩&構図で見ていて心地よい。葬式を撮影はしようとするテレビクルーたちの話は特に何も印象に残らず。

希望のかなた(2017年製作の映画)

4.1

「実はかなり政治的だな」と思うことが多いカウリスマキ作品だが、この作品では難民問題を真正面から扱っている。お寿司屋さん一生懸命頑張ってた。
スタイルはそれぞれ違うのだが、独自のスタイルが強くてハートウ
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愛のように感じた(2013年製作の映画)

3.3

3本続けて少女が背伸びする映画を。タイトルで想像するまんまの話。映像の繊細さと話のトーンは次作「Never Rarely〜」に通底している。けっこう嫌な気分になった。

アイム・スティル・ア・バージン(2022年製作の映画)

3.5

GIRLS完結後のレナダナム最初の監督仕事。もう少しましな邦題つけろ…
GIRLSのクオリティを期待すると拍子抜けではあるが、ものすごく美しい女の子がめちゃくちゃにやらかす話を撮るのは相変わらず上手い
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神さま聞いてる?これが私の生きる道?!(2023年製作の映画)

4.3

春分の日に2024年100本目。
アメリカ公開時から待ち続けたけど結局配信スルー。評判通りの良作。レイチェルマクアダムスの演技が絶賛されていたが、彼女の大ファン目線ではいつもこれぐらいいいぞという気分
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ソウルに帰る(2022年製作の映画)

3.9

欧米メディアに絶賛されても「映画ぐらいでしかアジアを知らない欧米人が喜ぶアジア映画」の典型っぽそうな気がしていた。冒頭からフランス語ぺらぺらの若者が韓国の古い歌謡曲をレコードで聴いているシーンだし、前>>続きを読む

サントメール ある被告(2022年製作の映画)

3.8

法廷劇だと分かっていたが、想像以上にずっと法廷シーンだった。移民・女性の苦難と法が示す理解と救済。フランスが反省する話。
寝落ちして早朝に続きを見て、静かな終盤では10秒ごとに寝落ちした。

のら犬(2023年製作の映画)

3.8

相手を弄って「これは愛だからな」とか言うウザ絡みハラスメント男が友達を失くす話かと思って見ていて、ちょっと捻りがないなと思っていたら後半いろいろ展開があった。犬には悪いけど救いのある話。

ジャングルのけもの(2023年製作の映画)

3.4

MUBIで見逃したがU-NEXTにあった。
クラブに通いつめていた頃のワクワクと不安と陶酔感と眠気などなどに浸れてかなりよかった。なんで評価低いんだろうと思っていたが、終わり方いくらなんでもな。

愛欲のセラピー(2019年製作の映画)

3.7

「落下の解剖学」を見て早速トリエ監督の前作を。
「落下〜はトリエ監督の過去作全部からアイディアをつっこんでいる」と町山解説で聞いたが、なるほどだった。
コメディシーンは笑えるけどだいぶ粗いし、必要ない
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落下の解剖学(2023年製作の映画)

4.6

昨年から海外の映画好きたちが50 Centの話で盛り上がってたのはこれか…と爆音でリピートされる度に爆笑してしまった。犬(死にそうな演技すごい)の名前スヌープだし、死んだ夫はヒップホップ好きだったんだ>>続きを読む

スライス(2018年製作の映画)

2.7

チャンスザラッパーもザジビーツも大好きだが、壊滅的につまらなすぎた。昨年末のA24祭りでお金出して見に行かなくてよかった。

非常に残念なオトコ(2023年製作の映画)

4.0

我らがランドールパークの監督作なのに、非常に残念な邦題。
拗らせ主人公(キムタクに似てなくもない)が連発する失言は痛いを通り越して引くレベルだが、アジア系アメリカンの苦悩の描けていると思った。冒頭の2
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デイビッド/DAVID(2020年製作の映画)

4.1

なんでこれ撮ったんだろという様な作品だけど、こういうのなら何十本でも見たい。
Filmarksの情報全然違って、出てるのはウィリアムジャクソンハーパーとフレッドヘッキンジャー。