このレビューはネタバレを含みます
溝口健二監督『元禄忠臣蔵 後篇』(1942)
前篇の"記録"とは異なる"ドラマ"。
「死」を粛々とおこなう。
自ら終わりを選択していくことでおさめようとする武士道に取り残された、悲嘆の声。
…
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(前編、後編総合)忠臣蔵を溝口健二が描くとこうなる。多分、他の監督、例えば黒澤明が監督すれば全く違った映像表現になるのは必定。戦い描く事の不得手な溝口、女を描く事の不得手な黒澤。情報局提携の戦時作品…
>>続きを読む嘘みたいに豪華なセットの中を重層的という表現も適切ではない豊かな人物配置。ゆっくりじっくりと、しかし確かに中心を移り変えていく画面の動き。いやぁ贅沢。Part.Ⅱ。
「世界は画面に映らない」と誰かが…
吉良上野介討入りまでとその後を描く。
これあくまで大石内蔵助の物語なのね。
音声の聞き辛さや台詞の難しさは次第になれてきた。
さあさあこれからいよいよ討入りだ〜!、、、って場面でまさかの討入り…
1942年2月11日公開の溝口健二監督による忠臣蔵映画。
オープンセットでのロングショットが素晴らしい映画だった。
このオープンセットも、この映画の建築監督だった新藤兼人が頑張ったらしい。
佐藤…
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