安城家の舞踏會に投稿された感想・評価 - 4ページ目

『安城家の舞踏會』に投稿された感想・評価

“華族”・・・かつての華やかなりし特権階級の栄枯盛衰
調べると、この華族制度が廃止されたのが、1947年とありました
正に本作が作られた年だったのですね
自分にとって、映画は時に“歴史の教科書”です…

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Omizu

Omizuの感想・評価

3.9

【1947年キネマ旬報日本映画ベストテン 第1位】
吉村公三郎の代表作。脚本を新藤兼人が手がけ、チェーホフの『櫻の園』をもとに没落華族を描いた作品。

まず原節子が本当に素晴らしい。輝くような美貌に…

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戦後ガラガラポンで身分制が崩れ、没落していく華族一家の最後の舞踏会までの数日を、健気な末娘・原節子を中心に据え、流麗なカメラと新藤兼人らしい「戦後」を冷静に見つめる作劇で、まるで舞台劇の様に見せてい…

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324

324の感想・評価

4.2
華族・家族に生まれた不幸。冠婚葬祭系映画のような集散。階段を登る父を見上げる舞踏中の家族の目線たるや。閉塞的な屋敷と海の対比が良い。ブーケみたいな松竹のロゴがかわいい。
昼行灯

昼行灯の感想・評価

4.0

没落華族の安城家が最後に催す舞踏会が、そのまま華族制度の崩壊を巡る人間ドラマの比喩になっているのがアツすぎる☝️🔥

原節子の後ろ姿で始まって、原節子の笑顔のクローズアップで終わる演出が、冒頭では時…

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のす

のすの感想・評価

4.1

煌びやかな華族の没落の一夜を優雅な舞踏會で飾る。太宰治の「斜陽」を連想させる。これからの運命を誰よりも静かに落ち着いて受け入れる、ごめんあそばせ…とお上品で哀愁漂う、原節子。彼女を楽しむ作品でもある…

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移り移り物事が動くプロットのなかで、プライドや嫌悪感が屹立していて、言いようのない不快感が終始途絶えなかった。
えり子

えり子の感想・評価

3.6
新藤兼人は監督の時は暗いものが多いけど、脚本は意外にもコメディーータッチが多い。
没落した貴族の舞踏会。
原節子がきれいでした。滝沢修の重厚な演技もいい。

没落していく貴族一家が開いた最後の舞踏会。

人間模様が交差します。

甲冑一式が倒されるシーンや、浜辺に落ちるネックレスとヒール、などから
時代の流れを一家が受け入れていく様が描かれています。

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にけ

にけの感想・評価

3.7
貴族の没落ものとしては、ヴィスコンティ作品を見た後ではショボい。でも、ストーリーの面白さ・時々出るショットの奇抜さ・そして、原節子。堪能

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