淡々とした中にも強烈な社会風刺があり、下流と上流に住む人間の圧倒的な違いをまざまざと見せ付けられる
特出すべきは上流階級の人間と値上げを続けるパン屋を交互に見せていくシーン。
唐突に静止画になったあ…
ストローブ=ユイレ『四部の提案』の第一部として。グリフィスの問題意識すごく真っ直ぐでかわいげがあるけど内容的には今のネオリベとやってることそんな変わらなくてすごい。あと値上げのお知らせの置き方が詐欺…
>>続きを読むSilent Film Days 2020
D・W・グリフィス選集 アーカイブ国立
ピアノ伴奏 神﨑えり
あれだけ言及され、N氏の言葉を想起しつつ
初めて観る
『小麦の買占め』A Corner i…
固定されたカメラによる画面構成は基本的に守られ続ける。人は画面から入っては出てくるか後を辿るように流れていく。つまり反復する。
小津安次郎、セルゲイ・エイゼンシュテイン、ペドロコスタまで結びつける源…
サイレントシネマ・デイズ 2020 D.W.グリフィス選集にて 伴奏 神崎えり
小麦を撒く畑を前後の遠近で往来する馬と農夫たち。状況説明というよりただただその動きを見せる固定ショット。被写界深度が…
このレビューはネタバレを含みます
D・W・グリフィス(1875-1948)は1908年に監督デビューを果たした後、多くの短編映画を作り続けました。初期のサイレント映画において支配的だった演劇の影響から脱し、カメラポジションの変化やク…
>>続きを読む各場面はあくまでも独立していて、物語はモンタージュによって後からくる。農家の男の手からはらはらと滑り落ちるなけなしの小麦だろうと、サイロの管から吐き出される大粒の小麦だろうと、それ自体のビビッドな運…
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