このレビューはネタバレを含みます
DCコミックスのヴィラン達がヒーロー達ではできない裏の仕事を使い捨てで無理矢理ミッションに放り出されるストーリー
アメコミのヴィランといえばジョーカーやハーレイ・クイン、マグニートーやら癖が強くて魅力的なキャラが多いのだが、本作のヴィランはアクが強そうでそうでもない…
主人公的な立ち位置のデッドショットは金で動く凄腕スナイパーの暗殺者なのだが、そこまで抗う事無く命令には渋々従うし、それでかつチームリーダーのフラッグ大佐を助けたりだとかヒーロー的な側面が目立って正直ヴィラン感があまり感じられませんでした…
あとウィル・スミスが演じているからだろうかマスクを殆ど着けないのも如何なものかと…
エル・ディアブロやキラー・クロック、カタナも見た目は凄いけど中身は想像以上に普通で、後半のディアブロの回想やセリフもどこか説明的で上手くキャラクターを調理できてないなぁと思ってしまいました。
唯一キャラが立っていたのは皆が口を揃えて言うとおりのハーレイ・クイン
好き勝手に行動してるのだけどチームの中では最もそれがヴィラン感があって好きでした。
ただパートナーのジョーカーは中盤で退場するわなんか小物臭いわで出てくる意味はあまり無かったのが残念
不満は多いですがカラフルなネオン調だったりポップな色遣いは良いですし、調理しきれては無かったですがキャラクターデザインも好きです。
最新作でもキャラがちょこっと続投しているのでこれを機に1度は観てみる価値はあると思います。
