このレビューはネタバレを含みます
極端な寄りのカメラワークがダイナミズムを生み、バックに流れる荘厳な聖歌が不安感を煽る。
とにかく全編通して臓物に響くような凄味を感じたが、キリスト教の文化圏にいないといまひとつ理解しにくい作品だとも…
1001
based on the novel
《Marketa Lazarová》(1931)
by Vladislav Vančura(1891-1842)
Serbia, in the mid…
スコア4.5以上・・・超傑作!超おすすめ!
4.0〜4.4・・・名作。おすすめ。
3.0〜3.9・・・お暇ならいいと思います。
2.0〜2.9・・・僕はあんまり、でした。
1.9以下・・・時間の無駄…
まず、1967年の作品なのに、全く古さを感じない。劇的な展開と人間ドラマの鮮烈さは、白黒映画なのを忘れるほど。
村を襲撃し、自分を誘拐した上に暴行まで加えた男に恋をしてしまうマルケータ。ストックホ…
チェコの前身となるボヘミア王国、13世紀頃。ザクセン公国の一団が盗賊に襲われる。王の側はドイツ語を話す。襲撃したのは地方領主のゴズリークの手下というのか息子たちで、チェコ語。漁夫の利を得ようと、残さ…
>>続きを読む処女に男の愛憎を仮託して神と交通させるみたいなやり口は、まあ、あるあるで、最悪〜と思っちゃったんだけど、ラストでマルケータが修道女の言うことを全否定して死にかけの恋人と結婚したのは痛快だった、かも
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去年観てからというもの原作を読みたくてたまらない。3時間ある音楽を聴いたような気分だった。映像もすごいけど音と音楽の映画だ。
親元にいてもミコラーシュのところにいても自分の人生なんてなかった(当時…
冒頭から映像と音楽に圧倒されました。
だれひとり知らない役者と13世紀のボヘミア王国という時代設定のため、異世界へ入り込んだような感覚に。
神聖と暴虐。生と死。そして愛と憎悪。
中世のどこまでも…
異教徒を排斥しきれていなかった時代のボヘミアの宗派対立及び地方権力と中央王権の対立、更には製作時の支配政党による反宗教的な姿勢やら何やらしち面倒なあれやこれやが反映されているらしいけど、難しいこと全…
>>続きを読む© 1967 The Czech Film Fund and Národní filmový archiv, Prague