タカヤマ

マルケータ・ラザロヴァーのタカヤマのレビュー・感想・評価

マルケータ・ラザロヴァー(1967年製作の映画)
4.6
スコア4.5以上・・・超傑作!超おすすめ!
4.0〜4.4・・・名作。おすすめ。
3.0〜3.9・・・お暇ならいいと思います。
2.0〜2.9・・・僕はあんまり、でした。
1.9以下・・・時間の無駄だと思います。
スケール感とポエティックなシーンが同居する稀有な映画。「七人の侍」や「アンドレイ・ルブリョフ」と並び称されるというが、それも頷ける。カメラは画角やアングルが素晴らしく、音楽も効いている。科学というものがなく、その概念さえなかった中世、人と神だけの世界で業を重ねながら生きる登場人物たちが生々しくグロテスクに、そして美しく描かれている。人と獣の境すら曖昧なこの世界はヴラーチル監督しか描けないものかもしれない。聖書やキリスト教に疎い私には難解な部分も多く、物語も決して分かりやすくはないが、見応えのある唯一無二の映画だと思う。
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