心霊ホラー気味のサイコホラー。とにかく痛そうだし血がいっぱい。苦手な人にはおすすめできない。
宗教絡みの謎の組織とか、その目的が謎なのも興味深い。“向こう側”って何なのかが気になる。
リメイク版を>>続きを読む
前作の冷徹なマイケルが、歳を重ねて丸くなっているのが印象的。その堂々として冷静な立ち振る舞いが父のヴィトーと重なる。
“歳をとると欲がなくなり、物事が正しく見えるようになる”という仲間の言葉のとおり。>>続きを読む
復讐のやり方が効果的でおもしろい。かなり危険だけど、天国から地獄へ落ちる落差があるのでダメージがかなり大きい。
結末はスッキリしないけど、相手に最大限のダメージを与えるための手段だと思えば納得できる>>続きを読む
この作品には3つのドラマがある。
父と娘による家族の再生、馬と飼い主の絆、そしてルオのスタントマン人生。
スタントマンとしてのプロ意識が高いルオは、仕事のためにいろいろなものを失っていて、残されたの>>続きを読む
前作“怒りのデスロード”に登場した女戦士フュリオサの若き日の物語。誘拐された少女を待ち受ける壮絶な運命を描いた作品。
砂漠と化した大地で、限りある資源や食料を巡って争う人々。腕力の強い男どもが権力を>>続きを読む
北欧でメタルバンドでコメディ…それだけ聞いて面白いのを確信した。そしてその期待は裏切られなかった。
真面目に働きながら真面目にバンド練習する、シャイで心優しいメンバーたち。メタルバンドの邪悪で激しい>>続きを読む
一代で富を築いたヴィトー・コルレオーネの青年時代と、その跡を継いだマイケルの物語が並行して進む。
父と子を比べてしまう構成。そして父ヴィトーの偉大さを思い知る。ヴィトーには人が集まる温かさがあり、マ>>続きを読む
これは給食を愛する男のラブストーリーだ。四六時中、給食のことばかり考えてしまうのは恋する乙女のよう。給食を全身で堪能し身悶える姿はラブシーンそのもの。食物と見つめ合い、食物と口づけを交わし、咀嚼という>>続きを読む
普段の生活態度がすでに危なっかしいのに、簡単にキレてしかも制御できなくなるという精神疾患を抱えているベニー。爆弾を抱えて綱渡りしているような緊張感が常につきまとう。
故に彼女に関わる施設関係者の心労>>続きを読む
前章から続く友情物語に、ロマンスが加わり、この世界の謎が明かされてゆく。
コメディタッチのほのぼのとした日常と、状況の深刻さが同居していて、そのギャップが逆にリアル。辛い状況が続くと明るくしようとす>>続きを読む
大切なものを失うと人は壊れてしまうことがある。娘を失った沙織里の狂気的な行動が痛々しく、見ているのがとても辛かった。でもその必死な姿からは目を逸らすことができなかった。
周囲の人間も苦悩している。沙>>続きを読む
この物語は寓話。テディベアやユニコーンを人間に置き換えてみると、人種・宗教・戦争・自然破壊・動物虐待・マイノリティなど、様々な社会問題が浮かび上がってくる。クマどもの恐ろしい所業も、人間の真の姿のよう>>続きを読む
タイトルそのままのモチーフを最大限に活かし、汚くもあり芸術的でもあるファンタジー群像劇。コラージュ画像のようなCGが逆に新鮮だった。発想の豊かさや意外性だけで言えばとても魅惑的な作品。
内容はともか>>続きを読む
正体がわからない殺人鬼が登場するスプラッター映画はあまり好きじゃないけど、この作品は殺人鬼にも物語がある。それが恐ろしい部分であり、フランス映画らしいところでもあると思う。
ゴア描写や流血が苦手なひ>>続きを読む
とてもアメリカらしいドタバタラブコメディ。ブラック気味のコメディがとりあえず笑える。ちなみにタイトルの「プリテンダー」とは“ふりをする人/詐欺師”のこと。
ラブストーリーの部分は文化が違いすぎて全く>>続きを読む
国が違えば文化が異なり、家庭ごとでも方針や習慣が異なる。最初はその程度の違和感だったのに…
タイトルの通り、胸騒ぎを掻き立てられる鬱展開。でもそれ以上にデンマーク人夫婦の不可解な行動にモヤっとする。>>続きを読む
前作「コードギアス 復活のルルーシュ」のその後の世界を描くシリーズ全4幕の第1幕。
コードギアスと言えばルルーシュ。ルルーシュと言えば中二病キャラ。ルルーシュのいないコードギアスはコードギアスじゃな>>続きを読む
タイラーの謎めいていてぶっ飛んだキャラクターがめちゃくちゃ格好良い。後半、その正体が少しずつわかってきたときの脳内伏線回収が気持ち良すぎて鳥肌。
2度目の鑑賞だったけど、前回からかなり経っていたので>>続きを読む
友人の要望を次々と裁いてゆくボスの判断力がすごい。ファミリーという名の忠実な手下を的確に操り、不可能を可能にしてゆく様はまさにゴッド。
やり口が実に巧妙。狙った相手を、NOと言わせない状況に追い込む>>続きを読む
夢がテーマの物語。東ゆうは夢を叶えるために細かく目標設定をしていて、それを着実にクリアしてゆく。その手法は大谷翔平選手とも重なる。
トラペジウムとは、オリオン大星雲にある輝きの強い4つの星。4人の少>>続きを読む
フリースタイルは言葉による殴り合い。即興でラップを行うため、リズム感だけでなく頭の回転の速さ、語彙量とそれを文章化する能力、そして対戦相手の情報を収集する能力なども求められる。
勝敗は観客に委ねられ、>>続きを読む
“カンフーは日常にある”という発想がめちゃくちゃクール。そこからくる独特の練習方法がおもしろい。ジャケットを拾ったり羽織ったりする動作が、まさかそんな技になるなんて。
修行によってドレの体つきが変わ>>続きを読む
チンパンジー、ゴリラ、オランウータン…猿と言ってもいろんな猿がいて、人間で言えば民族のような形で登場。
“高い知能を持つ猿”とは言っても、文化レベルは縄文時代の人間くらい。力と統率力で王国を形成する。>>続きを読む
この家、何かがおかしい。それが少しずつ違和感だけでは片付けられなくなってゆく。その違和感の正体を知ったとき、恐ろしい悪夢が姉弟に襲いかかる。
これ、既視感があるんだけど、もしかしたら似たような作品が>>続きを読む
言葉の通じない異国の地で、僅かな手掛かりから父と兄を探索する途方もない旅路。その双子の旅と、母親の過去の出来事が交互に映し出され、物語が進行してゆく。
父と兄に出会えるのか、手紙には何が書かれている>>続きを読む
スパイ同士の腹の探り合い。誰が敵で誰が味方かわからない緊張感。極秘情報を入手しても共有が気安くできない。
信用させたら勝ち、信用したら負け。ミッションのためなら味方も騙すし、時には殺すこともある。>>続きを読む
シリーズ3作目。シリーズものだと知らずに鑑賞したけど全く問題なし。
まさにインド版ミッション・インポッシブル。派手なアクションシーンの連続で、見せ場もてんこ盛り。テーマ曲までちょっと似てる。
濃ゆい>>続きを読む
サイコ・サスペンスの大傑作。少女のようなドレスに白塗りの顔で踊るジェーンの狂気。そして般若のような凄まじいジェーンの形相。ジェーン役ベティ・デイヴィスの顔芸は、白黒映画だということを忘れるほど恐ろしか>>続きを読む
ミニオンって恐竜より前からいるのか。ケビン、ボブ、スチュアート…人間みたいな名前だけど、ミニオンたちから言わせれば人間がミニオンみたいな名前をつけてることになる。
善悪の概念がない時代から悪そうなヤ>>続きを読む
強欲で傲慢な泥棒は、何もかもやり過ぎてしまう。理性の歯止めが効かないそれは、周囲に火の粉を撒き散らし、恐ろしい結末に向かって突き進んでゆく。
独特の撮影方法…それに慣れるまで戸惑ってしまった。舞台の>>続きを読む
心温まる物語。オリヴァーは決して気弱などではなく、最初から意志が強い気がする。だからヴィンセントはちょっとしたコツを教えるだけ。
悪い人間じゃないけど、癖の悪いヴィンセント。子供を預けるとしたら、こ>>続きを読む
たまたまタイミングが合ってしまった舞台挨拶付きを鑑賞。青春と聞いて何色をイメージするかという質問に、日本人は青で台湾人はオレンジなのだとか。
この作品はその2色を意識しているらしい。映像が美しく、ス>>続きを読む
悪魔のような犯行、悪夢のような展開。
悪を懲らしめようとして悪に染まり、結果的には悪に加担してしまう。本当の悪魔はどこにいるのか。
感想はひとこと“やばいものを見た”。
登場人物がたくさん出てきて、それぞれの会話を次々と拾ってゆくスタイル。
断片的な会話の中から少しずつ見えてくるそれぞれの人生に、自分を重ねたり誰かに置き換えてみたり。
どんな飲食店もきっと誰かの>>続きを読む
インドとパキスタンはお互い隣国でありながら、宗教的にも政治的にも激しく対立し続けている。
その緊迫した国境を越え、命の危険を冒してまで少女を家に帰そうとするパワン。かなり無謀な行動だけど、その人の良さ>>続きを読む