イーダに投稿された感想・評価 - 41ページ目

『イーダ』に投稿された感想・評価

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舞台はポーランド。修道院で暮らす女の子、アンナが実はポーランド人では無くユダヤ人であると知らされる。アイデンティティを失ったアンナ(イーダ)が修道院を出て旅をする話。
修道院しか知らなかったイーダが…

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tipsy

tipsyの感想・評価

4.2
モノクロスタンダードの画面。固定されたカメラのショット。少ない台詞。流れるジャズ。ラストで歩くイーダを捉える手持ちカメラ。イーダは何処へ行くのだろう。

モノクローム、寡黙な台詞、場面転換の早さ。1960年代のポーランドは今と比べたら格段に何もない世界、それに合わせて省けるだけの無駄を省き、シンプルに作り上げた効果が出ている。

修道誓願直前のイーダ…

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60年代前半ポーランドという歴史的背景を話の要素として使いつつも、根本のテーマは10代の少女の自我の形成というとても普遍的なだと感じました。
そして歴史の要素も、モノクロスタンダードという画面形式も…

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①2014.8.9@シアター・イメージフォーラム
②2015.10.10@新文芸坐

戦後のポーランドを舞台に、孤児として修道院で育った少女の成長をモノクロで描いた作品。
少女とその叔母によるロードムービー。
モノクロの陰影による表情豊かな映像で、セリフが少ないながらも雄弁に語られて…

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生きていくのに必要なものを減らされて宙吊りになった人間が、地下水脈を辿って自分達の世界を少しだけ正そうとする。
イーダの大きくてどこか茫洋とした瞳の静かな眼差し。知性と獣性を隠しようもない叔母の佇ま…

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