アオキダイスケ

イーダのアオキダイスケのレビュー・感想・評価

イーダ(2013年製作の映画)
5.0
60年代前半ポーランドという歴史的背景を話の要素として使いつつも、根本のテーマは10代の少女の自我の形成というとても普遍的なだと感じました。
そして歴史の要素も、モノクロスタンダードという画面形式も、奥行きを感じる映像の撮り方も、ジャズや当時のポップスやクラッシックなどの音楽の使い方も、全てが少女の心情とその変化を表現する為の手段なのかとも感じました。
この映画を構成するあらゆる要素が自分にとって「ツボ」でした。その分を割り引いても、傑作!と言い切ってしまいたいです。個人的には年間ベストクラスです。