国民的映画を21世紀に持てることは幸せなのか?
ホロコーストと共産党の悲劇、お互い被害者加害者であった苦しみから、いつポーランドは解放されるのか?
いつまでこの国民的物語を語り継がなくてはいけないの…
口数の少ないイーダの表情と目がもう絶妙で、
この映画の大部分を支配してた。
対象的な叔母さんの生き方と、自国の闇。
タイトル通り、イーダの研ぎ澄まされた自己を読み取る作品でした。
この作品、序盤か…
自我を探す少女の抑圧と解放が全編モノクロで表現されたポーランド発の佳作。
イーダ役のアガタ•クレシャは、『17歳の肖像』時のキャリー•マリガンを思わせる演技で、今後が本当に楽しみと言いたいところなの…
大枠のテーマは少女の自分探しという普遍的なもので、モノクロの映像で物語は静かに進んでいくが、その裏に刃物のように鋭い“危うさ”が終始横たわっていた。それが戦争というもうひとつのテーマゆえのものかはわ…
>>続きを読む敬虔な神への忠誠と敬愛。修道女としての人生を迎えるイーダの、自由な人間・女性を終える旅。奇妙なアスペクトレシオとモノクロの写真が魅せる確かな超然の世界。それに映える東欧の景観と人間の心。映画新世代の…
>>続きを読むポーランドの孤児院で育てられた孤児の少女が、自らの出生のひみつを知らされそのルーツを知るため叔母と共に旅に出るロードムービー。
モノクロスタンダードサイズの作品。
ヒロインの宝石のような黒い瞳がと…
神への永遠なる誓いを前にした若き修道女イーダが、叔母と共に自らのルーツを探訪しながら俗世と関わっていくというお話。
軒並み高評価の作品ですが、自分にはだいぶ薄味に感じてしまった。
なんというか深いよ…
とても緻密な映画だ。こういう映画を観るのは久しぶりかもしれない。
音、台詞、展開、画。意味のないものがひとつもないようだ。
前半は規律正しく生きてきたイーダそのもののように、淡々と静かに、でも確かに…
© Music Box Films 2014