ジャン・ルノワールのトニに投稿された感想・評価 - 2ページ目

『ジャン・ルノワールのトニ』に投稿された感想・評価

りっく

りっくの感想・評価

3.4

フランスにやって来るイタリア人の出稼ぎ労働の実態を題材にし、人種のるつぼと化す環境下でのメロドラマと、愛する女性の罪を背負って静かに死んでいく男の生き様が、過度にセンチメンタルでヒロイックに描かれる…

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324

324の感想・評価

4.3

好き。パートナーとそうなれなかった者への愛憎。掛け違いの連鎖。2人・2組のミスマッチ。列車に乗り夢持ち入地、その地で果て、列車は繰り返し希望と人を運ぶ。入水したパートナー・マリーを抱きかかえて上がる…

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ネオレアリズモの先駆と評されてはいるがここに明確な意図があったのかは甚だ微妙であって、ロケーションが功を奏したとすればルノワールが積極的にスタジオの外に出向く契機となったのかという…これまた本人以外…

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半兵衛

半兵衛の感想・評価

3.0

フォロワーさんたちが高く評価していたので期待値を上げて鑑賞したが、予想以上にベタなメロドラマな展開だったのであまり響かず。好きになった者同士がそれぞれ別の人間と結婚するというすれ違いは嫌いではないけ…

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排路

排路の感想・評価

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植物とか建物とか家具をフレームのように扱ったり、トニの本命があっさり別の男性と結ばれたりするのって、主題を導き出すために、あえて、主題ではないありふれた風景や俗な痴話喧嘩を、本来の主題と対置させつつ…

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えり子

えり子の感想・評価

3.4

マリーがトニに怒って、湖にボートを漕いで入水するシーンが美しかった。
ジョゼファに三人もの男が夢中になる。
アルベールの厚かましくも、好色に彼女に迫る場面、「いや」と言いながらも気を持たせるジョゼフ…

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ENDO

ENDOの感想・評価

4.2

洗濯物を乾かすジョゼファに忍び寄るアルベール。叔父のシャツを踏んでも意に介さない男の不躾な態度に苛立つものの、ベッドシーツと思われる白い大きな布をそれぞれ両端を持って風に煽られながらも畳むという共同…

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 リアリズムというのは実に曖昧な言葉だが、ルノワールの本作には確かにリアリズムを感じると同時に詩でもあるという感じがした。
 南仏を舞台に移民労働者たちの愛憎入り混じる生活を描き、ネオレアリズモに影…

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lag

lagの感想・評価

4.5

日夜屋内外問わずあらゆる光がやわらかくて暖かい。海辺まで遠くない。波紋に写る。細かい雨粒。人々が歩き語らう。川が流れ込むように眺める。仲間たちと弾きながら歌う。赤ん坊と犬。優しい抱擁。湿度の無い銃声…

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ジョセファえち

マリーの自殺未遂
静謐な海での出来事

静かな映画

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