ミヒャエル・ハネケ監督作。
初期作『セブンス・コンチネント』(1989)、『ベニーズ・ビデオ』(1992)、『71フラグメンツ』(1994)から独自の作風を貫いてきたオーストリアの鬼才ミヒャエル・…
説明なしの終末世界。
「ファニーゲーム」始まっちゃうのか?と思わせるオープニングから一転、エンディングまでは静かに時間が過ぎていく。
現代的な社会を失った人間たちが、原始的な社会を生きている。たぶ…
地味な終末ものほどキツいもんない。現実すぎる。人間と馬とヤギしかでてこない。映画より演劇で見た方が面白そうではある。
ラストシーンは希望のように見え、同時に別の人にとっては新たな混乱や争いがやってく…
世界滅亡の危機に瀕した世界で懸命に生きる親子の姿を描く。
人類の未来は危機的状況にあり、アンナとその家族は山の別荘へ避難するが、同じく避難してきた貧しい家族に占拠されていた。アンナの夫が交渉する…
【世界の破滅は今現在起こっているかも知れない】
DVDにて。
筋書きがあまり説明的ではない映画ですが、パニックものというよりは、現実世界を描いた作品かな、と思いました。
つまり、世界が何らかの…
ハネケの映画は想像力と読解力。
残念ながら読解力は、翻訳された字幕ではなかなか伝わらないから俳優の表現力で補わなければならない。
ところが国が違うと当然文化や習慣などが違うあまり、例え話にしてもジョ…
このレビューはネタバレを含みます
何の説明もなく想像で埋めてくしかない設定だか、人々を少しずつ狂わせるのには十分な状況、淡々と小さな出来事が重なって少しずつ心が締め付けられていく感じ。
絶望の中少年のピュアな行動、それを救って抱きし…