タイム・オブ・ザ・ウルフのネタバレレビュー・内容・結末

『タイム・オブ・ザ・ウルフ』に投稿されたネタバレ・内容・結末

ハネケ成分たっぷり。
炎のシーン素晴らしい。勇敢さを讃え抱擁する男。
ラストもよい。

何の説明もなく想像で埋めてくしかない設定だか、人々を少しずつ狂わせるのには十分な状況、淡々と小さな出来事が重なって少しずつ心が締め付けられていく感じ。
絶望の中少年のピュアな行動、それを救って抱きし…

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『わかってる!! お前ならやっただろう!! お前はできる男だ!! でもな でも 気持ちだけでいい その 気持ちだけでいいんだよ』
感情が0よりプラスになることが一切なかったな。ラストは救われたような気がするものの、あそこで飛び込んでしまった方が良かったのかもと。正直冒頭がピークだった。
明日は我が身だし敵と味方が紙一重のバランス感覚
終始取り巻く張り詰めた冷気を厳かに分断する炎

89点

森の中を走る車は別荘に到着。
父、母アンヌ、長女エヴァ(中学くらい)、弟ベニー(ベン。小学校3年くらい)の4人家族は車から食料を降ろし別荘の中へ。
と、奥から銃を構えた男が現れた。
男、男…

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タルコフスキーのストーカーを感じた。落ち込んでるときにこの極限状態を体験するといいかも?

敵対、支配、憎しみ、罵倒、暴力、盗み、殺人、レイプ、自殺。分け合い安らぎ希望に生きるか、奪い合い恐怖に絶望…

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鋭い人間洞察力により現実社会を切り取り断片化し映画というフィクションとして再構築してきた初期ハネケの集大成ともいうべき作品。ハネケがフレーミングするのは現代社会の陰ではなく、むしろオムニプレゼンスな…

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確実に奪われてく架空世界だったけど、どこかで平和な日常ともリンクする虚無暴力無神経冷たさ、
その反動やらで 人が人を守ろうとしたり温めようとする「救い」が現れるけど
そういったものは無意味なんだ、と…

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・わずかに残る食糧を持って別荘に着くと見知らぬ家族が銃を構えている
・開始5分で父親を殺され身一つになる母親(イザベルユペール)と二人の子供
・コミュニティが崩壊した世紀末の世界でむき出しになる人間…

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