ごく一般的なはずだった専業主婦が陥る鬱状態を日常に潜む狂気として内側から描くことの警笛。表面的な優しさの背後に冷淡さを持つ夫、我が物顔で家の中を出入りする姑と小姑。そこに居場所も慰めもない。存在の危…
>>続きを読む不寛容で独善的な人間の中心に置かれ、その苦痛に苛まれる主人公。
『不安と魂』と同じ状況下に置かれたある女だが、今度は二人目の子供をお腹に控えた人妻を見つめる。
テレビ用映画ということでファスビン…
ファスビンダーがテレビ用に手掛けた女性ならではの不安心理を抉った怪作。
現実逃避を繰り返す主人公の女性の内面に肉薄する仕方が、如何にもファスビンダー流。自分が自分じゃないような、違和感。
身近に…
音楽とか演出がちょくちょく昭和特撮っぽくて(美術の雰囲気もあるかも)なんかものすごくときめいてしまった。たしかに映画よりテレビドラマっぽい。
ファスビンダー怪獣映画撮ったらどんなんだっただろうとか考…
不安から逃れるために水泳、レコード、アルコールにドラッグ、情事に没頭し強迫的な行為を繰り返す主婦 マーゴットを取り囲む人間の目に光が宿ってないのマジですごくない??痛いしイライラしちゃった!不安の原…
>>続きを読むファスビンダーのテレビ映画。ファスビンダー作品の中では評価されていないみたいだが、性・暴力表現も辞さないという監督の手段の選ばなさや、ストーリーの分かりやすさ(テレビ映画のため、ここは少し強化されて…
>>続きを読むすれ違う男と女が同時に互いを振り返る。マルギット・カルステンセンとクルト・ラープ…まるで"狂人"=能力者であるかのように、互いを察知し、共鳴する。泣く。(最終的に女は快方へ向かい、社会復帰に踏み出す…
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