昔の「生きる」って全部様式化されたものに体をはめているみたいで、でもだからこその極端な感情の解放の仕方とか、羨ましくもあるなあと思った
嬉しくて万歳する男とか、やだわそんなの。って可愛らしく上品に…
陰気な童貞・シュンとヌードモデルをやっているナナミの恋愛。どちらも未成年で、シュンにとってはこれが初恋だけど、ナナミにとってはこれが初めてではない。実験的な映像で魅せる、68年制作の青春映画。
か…
過去 鑑賞 記録
2021年5月27日 鑑賞しました。
レンタル時代 TSUTAYA で見つけた作品です。
大好きな 寺山修司 が脚本を務めた作品なので、 期待大で借りました。
ジャケットのイラス…
このレビューはネタバレを含みます
紛れもなく話は寺山だけど、やっぱり監督の羽仁進がドキュメンタリー出身なのか、スゥーーと話が進んでいく気も。
歌謡曲を使うタイミングなどは面白くてよかった。
キャットファイトのモノクロのカッコ良さも…
うわーいかにもなATG映画でゾクゾクする!
アングラ映画特有のとんでもないものを観ているこの感じがたまらん。
結構有名な曲沢山出てくるね。
あの八ミリ映画の不気味さと言ったらもうね…
この頃の日本…
不幸な生い立ちのシュンとヌードモデルをやっているナナミの出会いと別れを描いた青春映画。
昭和らしい重くて切なさだけが残るストーリー。時々、浪曲や歌謡曲やクラシックが流れて場面の空気を変えていくのは…
アヴァンギャルドに尽きる
圧迫された興奮が鬱屈された本能を
克己の言葉が追い立てまた支えている
幼い頃の虐待が歪んだ表情に現れる
濃い靄をかけ葬り去りたい映像をゾクゾクする身震いする程の経験が彼を…