日本映画が世界に誇る名匠小津安二郎の遺作。
結婚する気のない娘を嫁にやろうと奔走する父親を描いた物語です。
毎度のテーマとお馴染みのメンバーでありながら、コミカルさと切なさをバランス良くブレンドした…
当然だけれど公開当時(1962年)は
戦後復興期、つまりバリバリ昭和なので
感覚や価値観も随分今と違うし、感情移入は難しいものがある。
率直な感想言うと、昭和の庶民の暮らしぶりってこんな感じ…
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【鱧の味は?】
娘を嫁に出す寡夫の話…
「晩春」「秋日和」と、変わり映えしないなぁと思いながら観ましたが、笠智衆さん、東野英治郎さん、杉村春子さんの演技がとても良かったです。
やさぐれた一人娘と…
このレビューはネタバレを含みます
小津安二郎13本目。
これでひとまず小津作品はお終い。
結局最後までサンマを食べるシーンは出てこなかった。
娘の嫁入りが描かれている点で紀子3部作に近いが、戦争に対する意識の違いを感じた。今作では反…
小津安二郎作品はこれで3作目ですかね。小津監督の遺作にあたる本作、やはり独特の空気感漂う会話劇の組み立てが印象的ですね。
落ち着いて単調、感情は押し殺したように淡々と、「君、◯◯するのがいいよ」「◯…
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