漁村の労働者たちの描き方は、アニエス・ヴァルダの『ラ・ポワント・クールト』を彷彿させるが、ヴァルダよりも暗く、鬱っぽく、病んだ身体表象からは、むしろタル・ベーラのような重厚ささえ湛えている。1965…
>>続きを読むこっちはこっちで『揺れる大地』なんかを想起しながら、同時期のイタリア映画との親和性があったりするのかしら、って『揺れる〜』とはかなりの年代差があるが…。いつ新しい人生が始まるんだろうと思ったら結構唐…
>>続きを読む労働シーンのパワフルなドキュメントタッチ。かと思えば濃厚なメロドラマな撮り方、サスペンスフルな賽銭盗み女との一連のシーンと、色んな映画が混在しているかのよう。
元の会話がそうなのか、字幕がそうなのか…
涙の乾いた跡なのか海の水が乾いた跡なのかわからない。
ポルトガル語のことは分からないが、英語字幕の誌的雰囲気と日本語字幕の簡潔さの差異に戸惑ってしまった。今度、英語字幕で観てみたい。
言葉でには…
兵役を終えたあとアフリカで漁師をやっていた男が地元ポルトガルの海岸沿いの実家に帰ってくる。好きな女は兄貴と結婚してるし貧困な漁師の生活も辛いし腰まで痛めてしまう。。。
という撮り方含めてネオレアリズ…
詩人ではなく映画作家のアントニオレイスに引き継がれる仕事の丁寧さに驚嘆。前作よりも無機質さが消え、ネオレアリズモ感が増して熱を帯び、経済的に疲弊していたポルトガル自身が映画の中のアデリーノに投影され…
>>続きを読む外のロケーションと室内のカット割の質感が全く違うことに驚く。ドキュメントタッチで緩やかな画面構図で捉える屋外シーンに対し、室内での場面は狭い空間を広角で細かくカットを割ることで、絶え間のない空間の分…
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