東京の女の作品情報・感想・評価(ネタバレなし)

『東京の女』に投稿された感想・評価

2024/06/02
小津安二郎監督作
サイレント映画
サティのジムノペディが流れる物悲しい物語
相変わらず、着物の上から割烹着姿の田中絹代さんは可愛らしい
西東京

西東京の感想・評価

3.8
『東京物語』じゃなくて『東京暮色』の「東京」。人が冷たくて救いがない。ミニマムな男女ペアの人物設定で、丸みがある田中絹代とシュッとした岡田嘉子の対比。東京の女は岡田嘉子で田中絹代は東京の女じゃない。

 その時代の節操加減が問題なんだろうけど、「堕ちる」とかなんなんでしょうね。お金が無いのに背伸びした生活をしなければならない風習も良く無いし、風俗(?)が嫌な事だったら、美人なんだし金持ち旦那さん見…

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shino

shinoの感想・評価

3.5

WOWOWで観賞。

1933年制作のサイレント映画。
小津安二郎監督が1時間にも満たない間に何をどうように表現するのかと思いながら見ていた。
何という展開!
今と違いすぎる観念に驚くばかり。

濃…

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REM

REMの感想・評価

1.5
2024-03-06 wowow
さすがにこの時代の価値観貞操感は飲み込めない。ただ、カメラが優しさに満ちていることだけは伝わった。
Eyesworth

Eyesworthの感想・評価

4.2

【良ちゃんの弱虫!】

小津安二郎監督のサイレント作品。1933年の映画で、急遽製作を始め、9日間で撮りあげた47分間の短い作品。

〈あらすじ〉
学生の良一(江川宇礼雄)は、姉のちか子(岡田嘉子…

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小津安二郎監督の小品乍ら、ローアングル、対面の特徴的クローズアップ等、小津作品らしい画面のポジションが確立された記念碑的傑作。学生生活を満喫する弟江川宇礼雄をタイピストと翻訳のアルバイトで二人っきり…

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小津作品でも短編ともいえないかもしれないが46分と見やすい。しかし濃厚な一瞬を味わえる。
この時代での光と影とかまだまだ粗削りだと思う反面、演出や演技の、一瞬の間のとり方が天才的で、しっかりと喜怒哀…

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Ricola

Ricolaの感想・評価

3.8

2023年12月12日は、小津安二郎の生誕120年目であり没後60年目という記念すべき日なので、やはり小津作品を観たくなった。
家族について描いた作品であるが、決してほのぼのとしたホームドラマとは言…

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当時の価値観だと姉が悪いってなるのか気になるところ。今の価値観だと、良ちゃんバカだな…て感じだった

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