一目惚れした男の立身出世の為に金を出しなんとか工面を続けるもそれが立ち行かなくなりそうなれば転落を続けるのが世の定めとばかりに遂には殺人まで犯す羽目になる瀧の白糸。どうも話のグロさについていけなかっ…
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瀧(たき)の白糸(しらいと)
"まゝにならぬが 浮世の常"
弁士がうまいのか、見やすく聴きやすかった。フィルムの状態が良くないのか、先に見たサイレント作品(小津安二郎)より画質(?)は悪かった。泉鏡…
戦争を挟んで六度も映画化されているのは、昔気質の日本的美徳、義理と人情、見返りを求めぬ献身の物語だからだろう。女の健気さが多くの日本人の心を捕らえて止まない。女が惚れた男の立身出世の為に尽くす。その…
>>続きを読む活弁ってある程度自由にできてたんだなぁ。
その土地によって全然印象が変わるんじゃないかと思った。
泉鏡花の映画化は割とどれも好きだけど、これも割と好き。
溝口映画なので女かわいそう系映画です。
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〈活弁入り〉弁士:松田春翠
しっとりとした悲恋ものかしら...と思ってたら、とてもテンポよく色々な事が展開され最後まで釘付けだった泉鏡花原作の物語。
旅芸人で水芸の太夫として人気を博す瀧の白糸は…
面白かった。男のために金を工面する女という、溝口映画ではよく見るプロット。そのなかでも、白糸の主観が重視されているように思われる。彼女の視点を介した回想や、欣也と幸せに暮らす夢を見る描写、彼女が欣也…
>>続きを読む想い人を何年も真面目に支えようとするがあまり、ふいに過ちを犯してしまった女。
恩人かつ恋人でもある、自分のためにひたむきに尽くしてくれた女に対して
理性と情動の狭間で究極の選択を迫られる男。
結果的…
活動弁士入りは初めての鑑賞。
映像もよくないが、古い時代の日本が感じられる映画だった。正当防衛、裁判の除籍忌避など、色々と考えるところもあるが、悲恋の心中ものとして味わうべきものだろう。
ドラマって…
マツダ映画社