アむーレ

奇跡のシンフォニーのアむーレのレビュー・感想・評価

奇跡のシンフォニー(2007年製作の映画)
4.5
いやぁ終盤のキラキラした映像演出、役者の表情の捉え方、美しすぎる音楽。素晴らしくて涙が出てきました。
個人的にはクラシック音楽も好きだしポップスも好きなので特に楽しめたかも。ゴスペルからパイプオルガンまで音楽の魅力詰め合わせで満足感高い。

ストーリー展開としては奇跡、奇跡の連続で、こんなんあるわけないやろ~と突っ込んでしまえばそれまでですが、音楽で出会った2人とその子供がこれまた音楽の力で引き寄せられるように再会し、まるで再会の時を待った織姫と彦星のようなファンタジー性溢れる感動的なお話で、絵本読むような小説読むような感覚で観るのがオススメ。

孤児を利用する悪い大人としてしっかり悪役の存在も際立っているので、物語の起承転結がはっきりしていて飽きずに観れました。

エンドロールの音楽も素敵ね。物語のクライマックスの高揚が最高潮に達ししっかり号泣したあと、その余韻を残しながらホッと幸せな気持ちに帰らせてくれるような感じ。オシャレで洗練されていて全体としても綺麗にまとまっていて素敵な作品でした。

自然の中(地球上の全ての物・者が放つ音)に音楽は溢れているという考え方に共感できる人であれば、この主人公の音楽的才能の凄さに理解できこの物語の言おうとしてることはきっと伝わるのではないでしょうか?

あと、ラストシーンの登場人物の表情を次々映していくカメラワーク…E.T.のラストシーンにソックリなんよ。監督、絶対意識してると思う(笑)
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