スピルバーグ監督の恐怖演出が光りまくる言わずとしれたパニック映画の傑作！！
毎年必ず一回は鑑賞する位大好きな作品
太古の昔に絶滅した恐竜を現代に蘇らせ恐竜のテーマパークを作ったのだが、ガバガバセキュリティで恐竜が電気網から逃げて大騒ぎというパニック映画ではお約束のストーリー展開だけれども、恐竜のクローンを作る説明はすごく説得力があり、本当に作れてしまうんじゃないかと思ってしまう（笑）
セキュリティも資金難で一人のエンジニアに大半の管理を任せたが為に裏切られ取り返しのつかない事になるという昨今のワンオペ問題にも通じる所があります。
この映画で特に光るのはスピルバーグ監督のこだわり抜いたカメラや演出とジョン・ウィリアムズの音楽！
T-REXが出てくる演出は全てが名シーンレベルで素晴らしいです！
コップや水溜りの振動による波紋、落ちてくるヤギの足、ちらりと見せる前足…からの咆哮とともに姿を表す流れはもう最高です！！
他にも車のミラー越しに追い掛けてくるT-REXだったり、後ろに見えるラプトルの影や生きてたと思ってたキャラが腕だけだったりと恐怖演出がてんこ盛り！
そしてジョン・ウィリアムズのジュラシックパークのテーマが加わればもう最強です！
あえて欠点を言うならば気が動転していたのかレックスが突然ライトを付けた事と、パソコンが趣味とはいえパークのコンピューターに簡単にアクセスできてしまったのは少し無理がある💦
しかしラストのT-REXが咆哮すると共に落ちてくる横断幕のシーン…あのシーンでそんな事すら些細な問題に感じる最高の映画です！！
