はぐれけんきゅういん

市民ケーンのはぐれけんきゅういんのレビュー・感想・評価

市民ケーン(1941年製作の映画)
5.0
この作品に関わってる方、みんな有能すぎませんか…
脚本うまくまとめ上げられていて80年経った現代にも通じる内容に感心したし、特殊メイクのクオリティ非常に高いし、画期的なカメラワークによる映像はとてもかっこいい。冒頭のシーンとかホラーぽくてしっかり観客を引き込んでくれるし、カラー映像とCG処理が当たり前になった世の中でも忘れ去られることなく、今でも業界人から高く評価されている理由がよくわかります。

で、モデルとなったハースト氏が、ケーンの「実力不足の歌手をメディアの力で一流に見せかける」戦法よろしく「メディアの力で高評価作品の上映を妨害し評判を落とさせる」作戦を展開しちゃったところまでセットで面白い作品だと思いますが、Wikipediaに書いてある「rosebud」の由来が酷すぎて笑うしかないですね。