花と火、生と死。
それぞれが死に向かって生きているが、その炎は美しくて、決して花に劣ることはない。
殺すことは悪とされても仕方がないが、死は悪ではないということ。美しいということ。
結局、死ぬという…
生死や善悪は自分で決めるという姿勢をひしひしと感じた。一貫した信念を持つのではなくケースバイケースで決めている感じが新鮮だった。
たけしのちょうど足元にボール転がってくるシーン(他の監督だったらも…
借金まみれの北野武が警官の格好してタクシーをパトカーに改造して銀行強盗して、余命幾ばくもない妻と小旅行する映画。
ヤクザや警察間での暴力といういつものやつと、終活というかソナチネのような自死に向か…
今まで観た映画のなかで一番好きかもしれない…!
花火のような、はかなくも美しいとき
それを懸命に生きること
そんなことを映像美と極限まで削ぎ落とされた台詞、そしてユーモアで描いていた。
心が暖…
ソナチネ同様常に青い死がずっと隣にある。
死ぬ迄の束の間の時間が本当に綺麗なんだよなギャグも笑える。生の象徴である花。銃口から吹く火。弾ける血しぶき。タイトルも「HANA-BI」敢えて分けられてるよ…
ラスト、沁みる。
音楽が前に出過ぎていて、くどく感じたかな。もっと音数少ない方が好み。
脚本でいうと銀行強盗のくだりは失敗してる。唐突だし、簡単に成功したのでノイズがわいてしまった。
たけし、…
北野武的ニューシネマ
前半は北野映画らしくテンポの良い進み方で見ていて気持ちよかった。ただ後半、旅に出た後が長く感じた。刹那的な殺し合い以外の夫婦の描写も描く必要があったのだろうが、映像としてはつま…
バイオレンスと美しさが共存しているという点では『ソナチネ』に通ずる部分があった。『ソナチネ』のあのコントラストが大好物な自分にとっては堪らない作品だった。
うまく打ち上がらなかった打ち上げ花火、静か…