鉄さんの映画レビュー・感想・評価

鉄

マーベル・スタジオ スペシャル・プレゼンテーション:ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー ホリデー・スペシャル(2022年製作の映画)

3.7

クリス・プラットがケヴィン・ベーコンをプレゼントしてもらう映画。

ピーターにクリマスの思い出をプレゼントしたいというマンティスとドラックスによるなんともピュアな思いが生み出すドタバタ人攫いコメディに
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辰巳(2023年製作の映画)

4.5

死体処理屋さんが元カノの妹とずんぐり兄弟と大揉めする映画。

お話自体は"復讐と暴力の連鎖が生む悲劇"で、既視感のある内容だとは思うんだけど、邦画ノワールとして全編見応えしかなくてびっくり。特に撮影が
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溺れるナイフ(2016年製作の映画)

3.6

田舎に引っ越してきた小松菜奈がお面作りに勤しむ菅田将暉と良い仲になったりならなかったりする映画。

正直そんなに見てるわけではないけど、全小松菜奈でこれが一番良いのではってくらい瑞々しくて綺麗でびっく
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あの夏、いちばん静かな海。(1991年製作の映画)

3.6

聾唖の真木蔵人がサーフィンにどハマリする映画。

聾唖のカップルがお互いに適度な距離を保ちつつ寄り添い合っている様子を見せられる101分で、今までと急にテイスト変わりすぎてビビる。やはり全体的な低体温
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マーベル・スタジオ スペシャル・プレゼンテーション:ウェアウルフ・バイ・ナイト(2022年製作の映画)

3.7

凄い石をもらうためにガエル・ガルシア・ベルナルと凄腕ハンターたちが一狩りする映画。

MCU初のR15指定ということで、生首が吹っ飛んだり血飛沫が上がったりしてちゃんとゴア。タイトルでウェアウルフって
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プレシャス(2009年製作の映画)

3.8

父親からレイプされて母親からは虐待されている女の子がマライア・キャリーにオルタナティブスクールに行くことをオススメされて行ってみるという映画。

凄惨極まりない現実を妄想のなかのミュージカルで乗り越え
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ルーム(2015年製作の映画)

4.2

子供と一緒に納屋に閉じ込められてるブリー・ラーソンが頑張って脱出して世界におはようする映画。

脱出劇がメインかと思いきやそうではなくて(前半の肝ではあるんだけど)、7年間もの間世間と隔絶していた子供
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Saltburn(2023年製作の映画)

4.0

オックスフォードに入ったバリー・コーガンがヒエラルキー最上位の金持ちイケメンと接近する映画。

所謂「オドオド不審者陰キャ男性」役を演じさせたら右に出る者はいないでお馴染みのバリーコーガン祭り。居るだ
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リンダはチキンがたべたい!(2023年製作の映画)

4.1

黄色が好きな女の子がお父さんが昔よく作ってくれたパプリカチキンを食べたくて仕方がないという映画。

独特な線と一人一色で彩られたキャラクターの数々が躍動感いっぱいに端から端まで動き回るのが、アニメーシ
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貴公子(2023年製作の映画)

3.9

混血のボクサーが理由も分からず韓国に連れられてスーツ姿のキム・ソンホとその他大勢に追いかけ回される映画。

ベビわる2の神村兄弟の脱出を彷彿とさせるオープニングにまずアガる。キム・ソンホ演じる謎の殺し
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オデッセイ(2015年製作の映画)

4.4

マット・デイモンが火星に置いてかれる映画。

考えれば考えるほど絶望的としか言いようのない話の導入かつ基本設定なわけで、いかようにもシリアスにできると思うんだけど、シリアスになりすぎずコメディとしてカ
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レ・ミゼラブル(2012年製作の映画)

3.5

パンを盗んで19年牢獄にいたヒュー・ジャックマンが猛省して市長になる映画。

子供の頃に本で読んだ記憶はあるものの話はすっかり抜け落ちてしまっているので新鮮に見る事ができた。基本的にはシェルブールの雨
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WE ARE Perfume WORLD TOUR 3rd DOCUMENT(2015年製作の映画)

3.6

Perfumeのワールドツアーのドキュメンタリー映画。

Perfumeはそれなりに好き程度の大俄ファンだけど、普通に良かった。ライブ終わりにすぐダメ出し会議をするのはプロ意識の高さ所以なのかしら。終
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終わらない週末(2023年製作の映画)

4.0

人嫌いのジュリア・ロバーツが思いつきで家族を連れて大きい別荘を借りたものの、家主が急に帰ってきてマジでムカつくという映画。

週末に終末が起こるだなんて粋な事を考えるものですね(適当)140分とやや長
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アメリ(2001年製作の映画)

3.4

オドレイ・トトゥが証明写真を集めている変な男につきまとっていく映画。

妄想好きな女性の恋愛模様と親切というかお節介というかな日常を見せつけられる120分間。序盤の様々な人の好きな事と嫌いな事のあるあ
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世界最速のインディアン(2005年製作の映画)

4.1

アンソニー・ホプキンスがバイクでめっちゃ速く走る映画。

おじいちゃんが世界最速を目指して渡米するロードムービー。まず序盤の若者との対決やご近所さんらによる誕生日パーティーみたいなのを開かれたりする辺
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フローラとマックス(2023年製作の映画)

4.2

シングルマザーが非行に走りがちな息子とバンドを組んでライブハウスをぶち上げる映画。

お互いの事をあまり思いやる事ができていなかった親子が、音楽を通して少しずつ理解し合える存在になっていくという内容で
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毒娘(2024年製作の映画)

4.1

中古の一件家に越してきた家族が赤い服を着た少女により壊滅的な被害を被る映画。

幸せ(に見える)な家族に迫る激ヤバ娘によるホラー映画の側面と、ちーちゃんと萌花による青春ドラマの面が奇妙なバランスで共存
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インフィニティ・プール(2023年製作の映画)

4.1

アレクサンダー・スカルスガルドが立ちションしてる最中にミア・ゴスに後ろから手でされる映画。

オープニングの見てるだけで気持ち悪くなるカメラワークからヤバそうな雰囲気ぷんぷん。犯した罪を、金さえ払えば
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パスト ライブス/再会(2023年製作の映画)

4.4

お前のことが忘れらんねぇんだよ!と思いながらも「これはこれで運命か…」ってことで来世はどうなっかなーという映画。

初恋同士の男女が互いに思いを伝えることなく過ごした24年間を12年毎に描いたお話で、
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海がきこえる(1993年製作の映画)

3.4

土佐の人が同窓会に呼ばれたことをきっかけに学生時代のことを色々と思い出して、「そういえばあの転校生好きだったなぁ」と思い出す映画。

ファンタジー要素も社会的なメッセージも無いような、ジブリっぽくない
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アイアンクロー(2023年製作の映画)

4.2

ザック・エフロンがプロレスラーとして名声を上げていくけど、父親の期待が弟たちに寄っていってる気がしてなんだかなーという映画。

この映画で描かれるところの"エリック家の呪い"については全然知らなかった
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ATOM(2009年製作の映画)

2.7

天才少年が事故で死んじゃったので博士のお父さんがロボにして生き返らせてみたけど、やっぱり何か違うんで捨ててしまおうという映画。

余りにも有名過ぎて原作も読んだことなければアニメシリーズも観たことない
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14歳の栞(2021年製作の映画)

3.8

35人の中学生14歳の日常ドキュメンタリー映画。

これ、そもそも中学生本人等はもちろん教員や保護者に撮影の許可がよく降りたなと思うんだけど、まあ一旦それはそれとして。爆弾処理班みたいにバレンタインチ
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ゴーストバスターズ/フローズン・サマー(2024年製作の映画)

3.3

ポール・ラッド率いるおばけ撃退集団が氷漬けにされたニューヨークをホットにしていく映画。

前作の追悼ムービーから、また改めてゴーストバスターズらしい軽いタッチの映画になっていて普通に美味。予告でも散々
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ゴーストバスターズ/アフターライフ(2021年製作の映画)

3.3

ポール・ラッドら寄せ集め人間達がおばけ撃退集団を結成する映画。

ゴーストバスターズなので、馬鹿馬鹿しくて軽いノリで笑えたらそれでオッケー!みたいな事だと思うんだけど、序盤からほんのちょっとだけ重くて
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オッペンハイマー(2023年製作の映画)

3.4

キリアン・マーフィーが原爆を作ってむっちゃ後悔する映画。

登場人物結構多いしそのキャラクターの事をあんまり説明もしてくれないし時系列グチャグチャだしで難解を極めてる。正直今まではそれでもビジュアル的
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ゴーストバスターズ(2016年製作の映画)

3.9

クリスティン・ウィグがオバケのゲロを正面から貰う映画。

ゴーストバスターズの一員が女性に変化。こういうのでいいんだよ、なギャグの数々満載で、シクシクするようなことも無く、コメディとして結構笑えて楽し
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ゴーストバスターズ2(1989年製作の映画)

3.1

ビル・マーレイ率いるおばけ撃退集団が肖像画の中にいる死に損ないの大公をやっつける映画。

5年経って、街の人気者かと思いきや幼稚園を周ってお笑い芸人の営業みたいな事をしているというのが妙にリアルで笑え
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3-4x10月(1990年製作の映画)

3.8

ガソリンスタンドで働く冴えない青年がヤクザが乗る車の洗車をし忘れて逆ギレする映画。

沖縄ヤクザ等による唐突な暴力や映画全般の低体温っぷりなど、全体的にソナチネを彷彿とさせる。個人的にはガナルカナルタ
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ゴールド・ボーイ(2023年製作の映画)

4.1

岡田将生が義理の親を事故に見せかけて殺してみたけど、小賢しい中学生にその様子を撮影されてしまっていて、マジでしくじったという映画。

個人的に近年の日本映画における「サイコパス頼り」っぷりには辟易して
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デューン 砂の惑星PART2(2024年製作の映画)

4.5

ティモシー・シャラメとゼンデイヤが癖のあるステップで砂漠を歩く映画。

前作は何だったんだってくらいに話が展開していくので、前作より長くなってるけど早く終わったように感じた。やはり映像美が圧倒的。IM
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ビニールハウス(2022年製作の映画)

4.4

介護ヘルパーの仕事をしている中年女性が、ビニールハウスに住みながら頑張って生きていますという映画。

ビニールハウスが韓国では行き場のない人の住まいとして存在してるとは知らなんだで、あのカーセックスカ
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DOGMAN ドッグマン(2023年製作の映画)

3.9

女装をして車椅子を使うケイレブ・ランドリー・ジョーンズが犬を駆使して世の中を平等にしていく映画。

車椅子犬クライムサスペンス。超スーパーウルトラあっさりと車椅子ユーザーの苦悩と家父長制の愚かさとかを
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PLAY! ~勝つとか負けるとかは、どーでもよくて~(2024年製作の映画)

4.4

鈴鹿央士が奥平大兼と小倉史也と一緒にeスポーツの大会に出て仲良くなる映画。

ロケットリーグというゲームが題材になった内容だけど、劇中でも言われてる通り車でやるサッカーなので、ゲームを全然知らなくても
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ARGYLLE/アーガイル(2024年製作の映画)

3.7

小説家のブライス・ダラス・ハワードが事件に巻き込まれていくなかで、自身の書いたスパイ小説みたいなことが現実で起き始めていて、ガチでヤバいという映画。

スパイ映画としてはよくある、実はこうでしたがある
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