楢山節考
舞台転換と照明で呆気に取られる
ほぼロングショットでバストショットは数えるほどで意図した舞台的な演出がはまっている
棄老と誇り高く死ぬことについて田中絹代はまるで仏か聖人のようだ
抵抗…
一部のフェリーニ作品の如く敢えてのオールセット撮影、及び歌舞伎の舞台様式や、シーンをなぞるような義太夫と長唄が、極めてユニークな映画的効果となっていた。
ストーリーは悲惨すぎて好みではないが、流石木…
今村昌平の暗くて重いリアルな感じと比べると、なんだかオールセットってこともあってNHKの人形劇を見ているような、感覚になった。ただその分このクレイジーな脚本の母と息子の関係には結構目がいって、最後の…
>>続きを読むこれは横浜放送映画専門学院の映画史の授業で観た作品でしたね。私が生まれた年である1958年のキネ旬ベストワンになった木下恵介監督作品。
後にカンヌでパルムドールを受賞する今村昌平版がリアリズムを追…
異端の作家、深沢七郎の哀愁漂うギターで奏でられる『楢山節』。木下恵介監督が実験的(歌舞伎様式?)な手法で綴った恐怖の姥捨伝説。田中絹代がヨレヨレな姿でおりん婆さんを怪演する。
今村昌平バージョンと…
姥捨ての話
姥捨てと言うが爺も捨てられる
年取って歯が丈夫すぎると馬鹿にされる世界、どないなってん
そもそも姥捨てが今からみるとものすごい制度だし(口減らしが必要という論理はわかっているが)
孫が…
因習により、70歳になったら口減らしのために楢山(ならやま)に姥捨て(うばすて)される村を舞台に、69歳の老婆おりんの覚悟とその息子辰平の心の葛藤が描かれる。(古いながらカラー作品。)
何よりも演…
★★★★★it was amazin
『楢山節考』 木下恵介監督
The Ballad of Narayama
◎田中絹代 as おりん
&高橋貞二 as 息子・辰平
姥捨て山
母&息子
70歳…
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