失って初めて大事なものと気がつく。
失うまでは当たり前だと思っているのに。
夫を裏切り、祖国のために戦ういとこを裏切り、何もかも捨てて道ならぬ愛を注いだ敵国の将校とは最後最悪の結末を迎える。
悪い…
記録。1954年ヴィスコンティ初のカラー作品。19世紀末のオーストリア占領下のヴェネツィア、伯爵夫人と若きオーストリア士官の許されざる恋を描く。マーラー中尉のキャラがブレブレな気もするが、概ね面白く…
>>続きを読むヴィスコンティの初カラー作品。
ヴィスコンティは「山猫」しか観たことなかったけど、今作も同じくイタリア統一戦争時代、貴族社会を描く。
極上のメロドラマ。いかにも女たらしのオーストリアの軍人に惹かれて…
祖国を愛してやまないアリダ・ヴァリが敵兵に惚れてしまう困った妻を演じますが、敵兵のファーリー・グレンジャーが中々の色男でアリダ・ヴァリがメロメロなんですよ。敵兵の宿舎までわざわざ会いに行くという大胆…
>>続きを読む2022/8/31
1866年、オーストリア軍占領下のヴェネツィア。冒頭を飾るのはオペラ観劇。この頃からヴィスコンティ監督の耽美趣味は健在で、豪華絢爛な劇場と衣装を堪能。そして、伯爵夫人リヴィアと敵…
恋は盲目とはまさにこの映画を象徴するような言葉。伯爵夫人と将校の立場の違い、金に隠れた儚さとどうしようもなさが漂う愛の過ち。中身は昼ドラにあるようなドロドロとしたものなんだけど、ヴィスコンティの豪華…
>>続きを読むヴィスコンティらしい豪奢なセットのメロドラマ。絢爛豪華なそれにも負けないアリダ・ヴァリの強めな顔が映え、印象に残る。嵐のように去る禁断の恋。ゆったりとしたテンポからのラストの急転直下。ただ、この両者…
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