gisujunさんの映画レビュー・感想・評価

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ホットギミック ガールミーツボーイ(2019年製作の映画)

4.0

秒単位のカットが羅列し斜めのショットや印象的な構図を入れながら押し切っていく演出は慌ただしくも大変格好いいなと思いました。セリフの言い回しも独特で一瞬戸惑うが個性的で馴染んでくると中毒性があります。>>続きを読む

ゲッタウェイ(1972年製作の映画)

5.0

前作の陰湿な(わらの男)から一転、痛快バイオレンスムービーになっていて大変楽しめました。冷静沈着なマックイーンですが、大金を盗人に取られたり、女と本気でケンカしたりカッコ悪い一面もあるのですが、市民に>>続きを読む

飾窓の女(1944年製作の映画)

3.0

ひょんな事から事件に巻き込まれ証拠を隠そうとするリチャードとアリス。隠蔽するのは良いのですが、リチャード(エドワード・G・ロビンソン)の凡ミスがあまりに多くイライラするんですーー。車のライトはつけ忘れ>>続きを読む

フェイブルマンズ(2022年製作の映画)

4.0

スピルバーグ少年が撮ったフィルムから様々なドラマが動いていく展開が素晴らしく、映像を観た母親は激しく動揺し、クラスの同級生は自分の映像を観ては泣きじゃくり、撮影したスピルバーグに「なぜあんなものを撮っ>>続きを読む

ランボー/怒りの脱出(1985年製作の映画)

4.0

前作でランボーは警察や州兵に理不尽に殺されかけたのにも関わらず、今作もランボーを容赦なく痛めつけるんです。
味方からは裏切られ、信頼していた仲間も失い絶体絶命な中、怒涛の反撃するのですが、ランボーの怒
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DAU. ナターシャ(2020年製作の映画)

4.0

軍施設内の食堂で働くナターシャと若いオーリャ。仲が良いのか悪いのかいつも些細な事で喧嘩をするのです。説明描写が一切無く、二人が何処で働いてるのかすらよく分からないのです。

パーティ会場でナターシャが
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水の中のナイフ(1962年製作の映画)

4.0

無言の夫婦が乗る車に若い男が乗り合わす。だけの映画なのだが、最初から最後まで緊張感が途切れない。ある意味どっと疲れる映画でした。
若い男をあしらう中年の男性、それに憤慨する若者。焼けた肌を露出する若妻
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嵐を呼ぶ男(1957年製作の映画)

5.0

戦後10年そこらとは思えない煌びやかな世界観と、石原裕次郎のタフガイな演技がハマる素敵な作品でした。謎のドラム対決で「手を怪我してるのに勝てるわけないよー!」と心配してた僕にまさかマイクを持ってアレを>>続きを読む

サバイバルファミリー(2017年製作の映画)

4.0

電気や自動車、水道すら使用不可能。リトル・フォレストの愛ちゃん以外は大パニックになるディストピア映画ですが「人が死ぬ」というキツイ描写は一切無く、どの年齢も鑑賞可能な映画ではあるが、背景にはどれだけの>>続きを読む

べイビーわるきゅーれ(2021年製作の映画)

4.0

殺し屋の女の子二人が、本業の殺しをしながら社会性を身につけようと一生懸命バイトして行くという馬鹿みたいな話が面白かったです。
黒髪の子はバイトに適合しようと何とか頑張るのですが、金髪の子はとても内気で
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ラ・ジュテ(1962年製作の映画)

3.0

全編停止画で構成されるこの作品ですが、停止画だし眠くなるかな。と思ったのですが展開がとても早く上映時間28分なのであっという間でした。
未来を託された男性が美しい女性と深入りしてしまうのですが、途中女
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余命10年(2022年製作の映画)

2.0

ラスト近くまつりちゃんの体調が悪化し昏睡状態の中、別れた彼氏を追い求めてる夢を見てるのです。悲しい感情よりも元彼に対する苛立ちを覚えます。

彼はまつりちゃんが大病を患ってる事を知り、それでも好きだと
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疑惑の影(1942年製作の映画)

4.0

チャーリー(ジョゼフ・コットン)は、犯罪を犯し身を隠すため姉の家に住み着くのだが、姉の家が居心地が良いのだろうか身元がバレるような行動をつい取っちゃうんです。上の姪っ子はチャーリーにベッタリだが、下の>>続きを読む

由宇子の天秤(2020年製作の映画)

5.0

主役の由宇子は「とある告白」から彼女の日常が変化していきます。嘘に嘘を重ね、法に触れる事までやらなければならない。ドキュメンタリー制作という仕事上、この世の善悪を分かってるからこそ、父親の一言に由宇子>>続きを読む

赤ちゃん教育(1938年製作の映画)

3.0

キャサリン・ヘップバーンとケーリー・グラントのドタバタコメディですが、キャサリン役のスーザンは無茶苦茶な女性で、精神科医の助言をまともに受けた彼女はデイヴィッドに好意を抱くのですが「僕は婚約者がいるん>>続きを読む

トレインスポッティング(1996年製作の映画)

5.0

ポップでハードで音楽も極上なイケイケなドラッグ映画だが、薬物をやろうとは1ミリも思わせないところが非常に素晴らしい。薬をやるとこうなるよ。と監督がエグい角度で教えてくれるんです。

登場人物がとにかく
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機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ(2021年製作の映画)

4.0

この作品は何度も観ました。特に冒頭から中盤あたりが好きで、旅客機内の無重力の細かなディテールや、逆光が差す通路でのケネスとCAのキザなナンパ演出、空港ロビーから見えるMSの飛行訓練やハサウェイとギギの>>続きを読む

ソドムの市(2004年製作の映画)

4.0

呪いの継承が過去から未来にさかのぼり、東京殲滅を企む馬鹿馬鹿しくも壮大なストーリーで、低予算だからこそ出来る映像表現の連発でとても印象に残る映画でした。

何故かウルッとする恨み節の歌や、食堂でカツ丼
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リトル・フォレスト 冬・春(2015年製作の映画)

3.0

冬春編でも橋本愛は相変わらず自給自足的な田舎生活を送っている。今回は友達がちょくちょく遊びに来たりと前作よりは横のつながりを感じ楽しく拝見しました。

橋本愛の生活を一年通して観てなんて大変な生活なん
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ニューヨーク1997(1981年製作の映画)

3.0

NYの島まるごと刑務所という、しかも大統領機が刑務所内に落ち救出に行くという馬鹿馬鹿しい設定は最高だなと思った。

潜入した刑務所は監視官も居ない無秩序な状態で非常に危険なのですが、スネークはそんな事
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RRR(2022年製作の映画)

5.0

3時間もある映画で途中アクビも出たしウトウトもしました。神話っぽいお話なので好みでも無い映画ではあるが、この映画でしか体感出来ない驚愕の映像がてんこ盛りな作品でした。下手なお話はではありますが、何度も>>続きを読む

夏の嵐(1954年製作の映画)

4.0

祖国を愛してやまないアリダ・ヴァリが敵兵に惚れてしまう困った妻を演じますが、敵兵のファーリー・グレンジャーが中々の色男でアリダ・ヴァリがメロメロなんですよ。敵兵の宿舎までわざわざ会いに行くという大胆さ>>続きを読む

(1963年製作の映画)

5.0

ミッチとメラニーのペットショップでの会話はいまいちピンと来ないが、メラニーがボデガベイに鳥を届けるところから僕はこの映画に引き込まれる。

可愛い鳥は出るが怖い鳥は中々出ない。鳥のことは忘れてミッチと
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さがす(2022年製作の映画)

3.0

重いテーマを扱ってる割には観やすい内容。ダメな父親を探している娘は勝気で可愛いし。周りのすれた大人達の会話の軽妙な面白さや、田舎の爺さんのAVライブラリの豪華さや、犯人の白い靴下に対する異常な執着だっ>>続きを読む

突破口!(1973年製作の映画)

4.0

警官が盗難車だと気付き開始5分から急に緊迫感が増す。ウォルター・マッソーが何とか切り抜けていくが、相棒のアンドリュー・ロビンソンが金に目の眩んだ若造を見事に演じ大変ヤキモキする。隣には好奇心旺盛なお婆>>続きを読む

ドライブ・マイ・カー(2021年製作の映画)

5.0

逆光で真っ黒な女が山賀の話を唐突に話し始めるところからドラマに引き込まれた。妻の不倫現場を逃げてしまった家福の苦悩や、舞台を独自の手法で完成させていく面白さ。女性ドライバーとの関係性など見所は多いし無>>続きを読む

ヤング≒アダルト(2011年製作の映画)

5.0

プロムクイーンだったメイビスと対照的に目立たなかったマット。メイビスに町の同級生は誰も相手にしないのにマットだけは優しく迎え入れる。メイビスの性格がどんなに最悪だろうとマットには関係ない。目の前に憧れ>>続きを読む

ヒッチャー ニューマスター版(1986年製作の映画)

3.0

ヒョロっちい主人公がルトガー・ハウワーに絡まれるストーカー映画。前半は本当に面白く目が離せないが、ルトガーが余りに強すぎてバランスがおかしい。警察署破壊できる強さなのに中々殺せないもどかしさ。あんな主>>続きを読む

バルタザールどこへ行く(1964年製作の映画)

4.0

ロバとその周りの群像劇を描いたドラマだが楽しいことなど何一つも起きない。主演のアンヌ・ビアゼムスキーはローズマリーのミア・ファローみたく危なかしっくて見てられない。バルタザールも人間どもに、右往左往振>>続きを読む

ハスラー2(1986年製作の映画)

4.0

80年代トム映画なので普通のサクセスストーリー物と思ってたら、ポール・ニューマンがドラマを作っていく展開にいい意味で裏切られた。前半はトムの成り上がり映画だが、中盤ポールニューマンが自ら賭けに参加し、>>続きを読む

マイ・ブロークン・マリコ(2022年製作の映画)

3.0

遺骨を父親から奪い取るというペキンパーばりの展開に心をもぎ取られた。中後半はハートフルなお話で小っ恥ずかしくはなるが観てよかったと思う。まどマギもそうだが親友のためなら何でもできる。という感覚を忘れた>>続きを読む

武器よさらば(1957年製作の映画)

2.0

ポスターからチャラい反戦映画。ロック・ハドソンのチャラ感がそうさせてるのか、怪我して後方送りになって女とベッドでイチャイチャしそれがバレて前線に逆戻りし、色々あって軍から逃亡しまた女の元に帰るという反>>続きを読む

続・激突!/カージャック(1974年製作の映画)

3.0

ゴールディ・ボーンは大変魅力的でイキイキしてるが、話の展開がダラダラしてて面白くなかった。男女の犯人たちに不思議な魅力はあるが、犯人と警官の関係がいささか親交しすぎじゃないか。何とか症候群なんだろうが>>続きを読む

黒いオルフェ(1959年製作の映画)

3.0

国中がサンバで盛り上がってる中、女性が黒い男から逃げている。婚約したばかりの男は逃げてる女性に一目惚れし、いろんなものが壊れていく。黒い男は悪魔か。逃げてる女はファムファタールか。それともこの映画自体>>続きを読む

リトル・フォレスト 夏・秋(2014年製作の映画)

3.0

田舎暮らしの橋本愛をひたすら鑑賞する映画。田舎で生きるという事を真面目に描いてるので、田舎での大変さがしみじみ伝わる。僕はとてもこんな所で住もうとは思わないが、彼女は田舎生活を楽しんでるように見える。>>続きを読む

殺人捜査線(1958年製作の映画)

4.0

1958年作だが古さを感じない犯罪映画のお手本のような作品。バイオレンス度も高く、カーチェイスも大変見応えがある。殺し屋コンビが登場するところからドラマが俄然面白くなる。パルプフィクションの二人組みた>>続きを読む

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