「遠雷」「春雷」「性的黙示録」「地霊」と続く、立松和平の小説4部作の第1作を映画化したATG作品。
日活ロマンポルノ出身の根岸吉太郎監督初の一般映画。
都市化の波に流される都市部近郊の農村を舞台に、…
No.4221
ATGの熱量、好き。
「俺は何が何でもこう撮ってやる!!」という監督たちの執念を感じる。
この作品もそう。
熟れたトマトの匂いと、演者たちのムンムンすぎる体臭がこっちまで臭っ…
<都市化に押される農村青年の欲望と鬱屈>
栃木県宇都宮市が舞台。近くに工業団地と住宅団地が出来て、その際に満夫一家は大半の農地を手放し、父と兄が家を出たため満夫は母と祖母と暮らしながらトマト作りを…
このレビューはネタバレを含みます
物語よりもディテールが楽しい。〈モーテル〉とか親族が集まって家での結婚式とか、消滅してしまった。
たまたま少子化の本を読んでいたのだけど、結婚式前に妊娠してしまった場合、結婚を前提にしていても世間体…
1981年ATG作。雷が鳴っていたので思い出してしまった。「春雷」かと思ったら「遠雷」というタイトルだった。立松和平の農村が都市化される郊外の変化を若者の変化として描いた小説。
理屈よりも石田えり…
トマトを栽培するビニールハウスでセックスしてるシーンがとってもいい。土の匂いがする。ロマンポルノを撮っていた監督故にすんごい魅力的だった。
ダメダメな男だけど、23歳でトマト栽培して売ってるの今の私…
栃木県の宇都宮で、ビニールハウス2反でトマト栽培をしている23歳の男(永島敏行)と、スナックの中年女(横山リエ)、幼馴染の男(ジョニー大倉)、お見合いして新妻になった若い女(石田えり)等々の農業従事…
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