horsetailさんの映画レビュー・感想・評価

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遠雷(1981年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

物語よりもディテールが楽しい。〈モーテル〉とか親族が集まって家での結婚式とか、消滅してしまった。
たまたま少子化の本を読んでいたのだけど、結婚式前に妊娠してしまった場合、結婚を前提にしていても世間体が
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護られなかった者たちへ(2021年製作の映画)

3.3

このレビューはネタバレを含みます

アマゾン・プライム。
原作既読。
被災地の場面では否応なく瓦礫が目にはいり、小説よりもテーマとしての震災がはっきりした。
真犯人の性別を男から女に変えている。内容的な意味があるとは思えない、そうしない
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Winny(2023年製作の映画)

3.1

アマゾン・プライム。
winnyの開発が2002年。映画が2023年。20年の時間が経って視聴者のほとんどはwinnyの画面すら見たことがないのではないか。
winnyに先行するソフトwinMXは一部
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ゴジラ-1.0(2023年製作の映画)

3.3

アマゾン・プライム。
『シン・ゴジラ』は役者に演技をさせずに成功したが、本作は真逆。役者がめいっぱい演技をしている。ちょっときついときもあった。

津軽のカマリ(2018年製作の映画)

3.3

高橋竹山の演奏風景、インタビューと竹山の弟子や関係者のインタビューと演奏で構成されているが、焦点がはっきりしない。
津軽三味線の歴史や竹山がなぜあの時代に人気になったのかなどが分かる構成になっていれば
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はなれ瞽女おりん(1977年製作の映画)

3.5

岩下志麻はくわえタバコで「わてや」と吠えてるイメージだけど。「極妻」以前はこういう弱弱しい女だったんだ。
集団に属する瞽女が男とセックスすると集団から追い出されて〈はなれ瞽女〉になる設定。原作を読んで
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古都(1980年製作の映画)

3.5

山口百恵の最後の映画。
川端康成の原作小説はずいぶん以前に読んで、俗っぽい小説だなとの感想だった。wikiによると海外での評価が高くノーベル賞受賞対象作であるらしい。
そう思って観ると、ポーの「ウィリ
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A2 完全版(2015年製作の映画)

3.5

アマゾン・プライム。
国が保管していた元教祖の遺骨を次女の渡すようにとの東京地裁の判決が出たとのニュースに絡んで続編があるのを知った。
「A」から5年後。各地での地元住民との軋轢となしくずし的な融和の
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PERFECT DAYS(2023年製作の映画)

3.2

世間的にはぱっとしない仕事をしてる中年男。趣味は古いロックと読書とややインテリ。オリンパスのミューを使って街路樹を撮影して、プリントを番号を振ったせんべいの缶に入れて押し入れに保存する行為はまるで現代>>続きを読む

マリウポリの20日間/実録 マリウポリの20日間(2023年製作の映画)

3.6

YouTubeで町山智浩の解説を視聴して。
戦争を被害者側の視線から映したドキュメントはシリアの内戦の映画を見たが、同じような感触を持った。

瞳をとじて(2023年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

YouTubeで町山智浩の解説を視聴して。町山氏の解説では、『ミツバチのささやき』の成功が大きすぎて、以降映画が撮れなくなった監督ヴィクトル・エリセの再生の映画、ということであったが。
『ミツバチ』を
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哀れなるものたち(2023年製作の映画)

3.5

YouTubeで町山智浩が解説しているのを見て。
原作はスコットランド人作家によるもの、現実離れ感が南米作家みたい。町山氏の解説によると原作とはエンディングが大きく変更されているらしい。いずれ読んでみ
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やわらかい生活(2005年製作の映画)

3.1

アマゾン・プライム。
ドラマ『セクシー田中さん』の原作改変問題に絡めて、本作の裁判がネットで語られていた。原作者が本映画の脚本出版を拒否し裁判沙汰になったという。映画を見ただけではなにが原作者の感情を
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ジャニス リトル・ガール・ブルー(2015年製作の映画)

3.7

アマゾン・プライム。
おすすめに上がってきたので視聴。60年代のミュージシャンは何年かおきに再評価されるが、彼女はどうなんだろう。
フェミニズム系の人から「女を売りにしている」と批判されていたというの
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ウェディング・ハイ(2022年製作の映画)

3.3

アマゾン・プライム。
以前に何度かウエディング雑誌の取材をしたので、結婚式の裏側を見ていると懐かしい。

そして、バトンは渡された(2021年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

アマゾン・プライム。
リアリティのない設定をベタな結末で強引にまとめた印象なのだけど。ここでの評価が高くて驚いている。なにか見間違えたか。

TENET テネット(2020年製作の映画)

4.0

アマゾン・プライム。
時間が行ったり来たり、あるいは逆転したりと「Yu-No」とディックの「逆まわりの世界」を混ぜてど派手にしたような映画。複雑な時間の流れの理解は途中で諦めた。
山田五郎のYoutu
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若草物語(1964年製作の映画)

3.5

アマゾン・プライム。
色が鮮やか。特に赤。鮮やか過ぎてモノクロに着色したのかと最初は疑った。
浅丘ルリ子がデパートのコダック売り場に勤務してインスタマチックの使い方を教えてくれる。報道カメラマンの次郎
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ゼロ・グラビティ(2013年製作の映画)

3.3

アマゾン・プライム。
宇宙空間に取り残された状況からいかにして地球に戻るかをテーマにした映画。類似の映画は過去にいくつもある。アイデアの源流をたどればアポロ13号の事件がはじまりか。あるいは文学の「ロ
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ジャスティス・リーグ(2017年製作の映画)

3.3

アマゾン・プライム。
DC版アベンジャーズ。ヒーロー間のバランス調整がむずかしい。スーパーマンが強すぎだが、弱くするわけにもいかないのだろう。

「A」(1998年製作の映画)

3.5

アマゾン・プライム。
オウム事件のドキュメント。すでに教祖の麻原彰晃を初めとした有名どこは逮捕された後、広報の役職に就くまだ学生っぽくすらある主人公を中心に、負け戦の撤退戦のように拠点を失っていく様子
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黄金のアデーレ 名画の帰還(2015年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

山田五郎のYouTubeチャンネルから。
映画はきれいにまとめているが、現実では取得した絵はすぐに高額で売却された。オークションで落札された一枚は転売を経て個人所有となり、一般の人の目に触れる機会がな
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遙かなる帰郷(1997年製作の映画)

3.3

アマゾン・プライム。
アウシュヴィッツから開放されたユダヤ人が故郷を目指すはなし。話をややこしくしているのが、主人公がユダヤ人でかつイタリア人だということ。イタリア系ユダヤ人のアイデンティティがどいう
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天皇ごっこ 見沢知廉・たった一人の革命(2011年製作の映画)

3.0

アマゾン・プライム。
自殺した作家の生前を知るひとたちへのインタビュー集。ひとつひとつのインタビューは見ごたえのあり、テレビのドキュメンタリー風に構成すればそれなりの映画ができたと思われる。架空の妹を
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霧の中の風景(1988年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

寓話的な映画としてみるのが正しく、こういう見方は間違えているのだろうが、それでも最後に国境検査で阻まれて船でドイツを目指そうとした場面、数年前にシリア難民がドイツに漕ぎ着こうとしてギリシア沖で亡くなっ>>続きを読む

ベイビー・ブローカー(2022年製作の映画)

3.2

アマゾン・プライム。
予備知識ゼロで見始めて、女性刑事二人が車のなかで話している場面で違和感を感じて確認したら是枝監督の映画だった。
韓国映画にあるアクの強さがなくなって、登場人物の言動も日本人には理
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機動戦士ガンダム THE ORIGIN 誕生 赤い彗星(2018年製作の映画)

3.3

アマゾン・プライムでIからIVまで一気見。
ファースト・ガンダム以前を主にシャア、ジオンの側から描く。
人物や世界観の設定が微妙にファーストとは異なっている。物語の細部に、ひっかかるところもあるが、宇
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アウトレイジ(2010年製作の映画)

3.3

このレビューはネタバレを含みます

シャブを売っているラーメン屋の主人を脅して切った指がラーメンに入る。うまくいけばグロテスクなユーモアになるのだろうが、グロにも笑いにもならなかった。
「ソナチネ」が映画として崩れることなくもったのは、
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シン・仮面ライダー(2023年製作の映画)

3.2

アマゾン・プライム。
初代仮面ライダーを現役で見ていた世代だけど、正直いまいち。
YouTubeで検証動画をいくつか見て、マニアにはたまらない細部があるというのは聞いていたが、マニア以外の一般ファンに
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メタモルフォーゼの縁側(2022年製作の映画)

-

アマゾン・プライム。
芦田愛菜が学校の廊下を駆け抜けて校庭から遥かに置くまで走っていく場面は美しい。
宮本信子と二人きりでオタばなしに興じる場面は、見ていて落ち着かないというかいたたまれないというか。
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せかいのおきく(2023年製作の映画)

3.3

田んぼの脇に野壺があった時代を知っているわたしには、まったく糞尿には見えず。泥をこねているようにしか見えなかった。
まあ、見えるように作られると、それはそれで困るのだけど。

ザ・フラッシュ(2023年製作の映画)

3.5

こういうCGを多用する映画は三年後くらいには全編AI製になるのか。見ながらずっとそんなことを考えてた。

インサイド・マン(2006年製作の映画)

3.4

アマゾン・プライム。
印象的なオープニングの曲はネットで調べたところ、インドの作曲家A・R・ラフマーンの作。

ザ・ファブル(2019年製作の映画)

3.5

アマゾン・プライム。
原作未読で視聴、キャラが立ってテンポがよくアクションもしらけるところがない。
視聴後、原作を読んだ。原作のトーンと微妙に違うところがむしろ良かったのではないか。

決戦は日曜日(2022年製作の映画)

3.2

このレビューはネタバレを含みます

アマゾン・プライム。
映画の前半、病気で倒れた父の代理で出馬した娘に振り回される選挙風景は、不謹慎ながら安倍元総理の地盤を昭恵夫人が継承したらこういう選挙になったのではないか思わせるものがあった。途中
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騙し絵の牙(2021年製作の映画)

3.5

アマゾン・プライム。
今、戦えている雑誌って週刊文春くらいか。

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