horsetailさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

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決算!忠臣蔵(2019年製作の映画)

3.1

アマゾン・プライム。
経済的面から見た忠臣蔵。
大勢の人間が動くとそれだけで、大きなお金が動くのは現代も同じ。そういう意味でお金を主役に据えて忠臣蔵を捉え直した着眼点はすばらしい。シリアスにすると殺伐
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テロ、ライブ(2013年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

アマゾン・プライム。
短い時間で一気に見させる。冷静に考えると、一回目の爆発ですぐに橋から退避しておけば、そもそも被害者がありえないのではないか、キャスターのイヤフォン爆弾が偽物で、警察庁長官のものが
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キング・オブ・コメディ(1983年製作の映画)

3.5

『ジョーカー』の元ネタ、というかレスペクト先のひとつ。タイトルだけは知っていたが、内容はまったく知らずにいた。むしろコメディアンががんばって成功する映画だろうぐらいに思っていた。まったく違う。現実と妄>>続きを読む

ジョーカー(2019年製作の映画)

3.9

アマゾン・プライム。
いつか見ようと思っていた映画。事件が起こって、見る気になった。
バットマンシリーズを期待して見たら、出てきたのは、現代版『タクシードライバー』だった。何度も繰り返される、アーサー
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そこのみにて光輝く(2013年製作の映画)

3.0

アマゾン・プライム。
『海炭市叙景』が良かったので、見てみた。
途中で退屈してしまった。
『海炭市叙景』でも、地方のスナックが出てくる。ハリウッド映画だと酒場で名セリフがかわされたりするのだが、日本映
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特捜部Q カルテ番号64(2018年製作の映画)

3.7

アマゾン・プライム。
原作既読。でも内容は忘れた。映画を見ながら、そういえばこんな内容だったかな、とぼんやりと思い出した。
映画が始まってすぐの駅の場面。電車のドアに自転車のマークが描かれている。以前
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海炭市叙景(2010年製作の映画)

3.8

造船工場があり、街自体が地盤沈下。雪が降ってなければ地元と重なる風景に他人事とは思えない。
立ち退きを拒否する老婆の住む、屋根をブルーシートで補修した木造住宅の向こうにコジマ電気が建って、「パチスロ」
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007/ノー・タイム・トゥ・ダイ(2019年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

ダニエル・クレイグ版ジェームス・ボンド最終話。
前作をすっかり忘れていたので、映画が始まってからしばらくは何がおこっているのかついていくのが難しかった。各種のギミックが登場する。それは楽しいが、車のヘ
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トガニ 幼き瞳の告発(2011年製作の映画)

3.5

『8番目の男』、『無垢なる証人』と韓国法廷もの三作目。。
本作は実話がベースになっており、映画のなかでは軽い刑で済んだ被告が、映画の反響が大きかったことで再捜査され、重い罰を課せられる結果となった。
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無垢なる証人(2019年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

アマゾン・プライム。
最後の最後に、弁護士の主人公は自分が弁護している相手を裏切る。法廷でのルールを超える正義に従ったというと、日本人には理解しやすい。日本人は根本のところでは、法律を信じていない。そ
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MINAMATAーミナマター(2020年製作の映画)

3.8

暗室でのプリント作業の場面。ユージン・スミスは現像液に浸かった印画紙を素手で扱い、印画面を撫で回す。通常は竹製のピンセットを使用する。手が荒れるだろう、と映画に突っ込んだ。映画的な演出だろうと判断した>>続きを読む

8番目の男(2018年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

アマゾン・プライム。
韓国版『12人の怒れる男』。オリジナルや三谷幸喜のオマージュ作と異なり、密室劇ではない。このフォーマットでは有罪が決定的な被告をいかに無罪にもっていくかがキモ。最後の自殺に至る論
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ヴェルヴェット・アンダーグラウンド(2021年製作の映画)

4.0

冒頭、真っ暗な画面に被さるレクトリック・ビオラに続いて、アメリカのテレビ番組『I'VE GOT A SECRET』というテレビ番組が映し出される。秘密を持つ人が登場して、彼がどういう人なのかを回答者が>>続きを読む

明日に向って撃て!(1969年製作の映画)

3.0

アメリカン・ニューシネマの代表作。
いつか観ようと思いながら観れずにいた。ようやく観た。
こういう映画は若い頃に観ておくべきだと実感した。

ロビンとマリアン(1976年製作の映画)

4.0

映画の公開時にバラエティ番組内の映画コーナーで紹介され、オードリー・ヘップバーンの尼僧のフードを取るシーンに、ハッとさせられた。残念ながら地方には映画館がなく、映画の本編を見るのは、ずいぶん後にテレビ>>続きを読む

愛のお荷物(1955年製作の映画)

4.0

アマゾン・プライム。
厚生大臣に産婦人科医、京都のぼん、箱根のご隠居と登場するのは、1950年代に想像できた上級国民。現在とはちがって上流階級への素直なあこがれがあったのだろう。もっと時代が下がると、
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弱虫ペダル(2020年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

アマゾン・プライム。
漫画、アニメともに見ている。どうしても表面をなぞった感じしか受けないのは仕方がない。
自転車競技については、「弱虫ペダル」の漫画で知った知識しかないが、あれだけの山岳コースを、ス
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戦場のピアニスト(2002年製作の映画)

3.5

実話を元にしたホロコースト映画。映画ではラジオ局でピアノを弾いている。録音技術が発達する以前には、生で弾いて放送していたらしい。ユダヤ人家族が聴くラジオがまたでかい。テレビくらい大きい。
音楽一家なの
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この素晴らしい世界に祝福を!紅伝説(2018年製作の映画)

3.5

アマゾン・プライム。
pcで鑑賞したせいだろうか、テレビ版と比較して映画だからこそここに力が入れてますよ、というところがまったく見いだせなかった。無駄に力が入っていないのは、内容にもあっていると感じた
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スパイダーマン2(2004年製作の映画)

3.7

アマゾン・プライム。
公開当時はMJ役のキルスティン・ダンストがまったくかわいく見えなくて、ヒロイン役として疑問符だらけだった。見直してみてもやっぱりかわいくはないんだけれど、『ドリーム』でのちょっ
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ファンシー(2019年製作の映画)

3.5

アマゾン・プライム。
予備知識ゼロで視聴。ごたまぜと唐突な展開が、とがった漫画みたい。山本直樹の漫画が原作だとあとで知った。
漫画では詩人は本物のペンギン、郵便配達員は彫師を兼業していない。ペンギンを
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アフタースクール(2008年製作の映画)

3.5

アマゾン・プライム。
『鍵泥像のメッソド』と同じ監督と知って納得。ちょっとこぶりな印象。

博士と狂人(2018年製作の映画)

3.5

原作は数年前に読んでいる。
世界でもっとも有名な辞書、OED編纂の中心にいたのは、一人は学位を持たない独学者、もう一人はアメリカ人の精神病者。英国上流社会にとって異物といってもよい二人だった。学生時代
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青い山脈(1963年製作の映画)

3.8

アマゾン・プライム。
原作小説は終戦から二年後の1947年。映画は三度目の映画化で1963年制作。高度成長期のまっただ中である。新旧の価値観の対立がテーマとなっている。
映画での理想主義的な若い女性と
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ブラックパンサー(2018年製作の映画)

3.4

アベンジャーズ/シリーズを順番ばらばらに観ている。『インフィニティ・ウォー』で始めてみたスキンヘッドの女戦士をいっぱいみれてよかった。
キルモンガーは上半身ぶつぶつ。ぶつぶつを見ると体がかゆくなってく
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インターステラー(2014年製作の映画)

3.5

アマゾン・プライム。
再視聴。以前は字幕で見たので今回は吹き替えで。
見終わったあとでwikiを読んで、ようやくどういう話なのかがわかった。
世界の破滅からの回避が親子関係との関わりで語られるのが、ハ
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犬猿(2017年製作の映画)

3.7

アマゾン・プライム。
軽く笑えるものを期待して視聴、のつもりだったのに怖かった。
眼鏡の姉役は、初めて見る女優。お笑いのニッチェのひとだと後で調べてわかった。
個性的な脇役は、かつては小劇場界隈が供給
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力道山(2004年製作の映画)

3.8

アマゾン・プライム。
こういう映画が作られていることすら知らなかった。たまたまアマプラのおすすめに出てきて視聴。内容は良かった。
朝鮮人としての出自をはっきり描いている。相撲界去る過程も、朝鮮人として
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シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ(2016年製作の映画)

3.3

このレビューはネタバレを含みます

ヒーローが戦うことで周囲のひとたちが巻き添えを食い、巻き込まれた被害者の関係者がヒーローに恨みを抱く。平成ガメラ三部作の最後『ガメラ3 邪神<イリス>覚醒』と同じテーマを扱っている。
このテーマを追求
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アベンジャーズ/エンドゲーム(2019年製作の映画)

3.3

前作に続いて視聴。
それ以前の作品をぼつぼつとしか観ていないせいか、登場人物ひとりひとりへの思いいれが少ない。最後の大人数バトルでは、このひと誰なキャラ多数。
長年に渡って観てきたひとには、きっと感動
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弁護人(2013年製作の映画)

3.2

アマゾン・プライム。
映画に登場する弁護士のモデルは、韓国大統領になる盧武鉉。在任中の収賄疑惑により、警察の捜査を受け、投身自殺。
民主主義を熱く語り、大口の仕事を失う危険を承知のうえで被告人の弁護に
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若草物語(1994年製作の映画)

3.5

『ストーリー・オブ・マイライフ』を観て、いくつもの疑問が残ったので確認のために視聴。
『ストーリー・オブ・マイライフ』を観るまで、「若草物語」はぼんやりとしか知らなかった。父親の不在が南北戦争への出征
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ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語(2019年製作の映画)

3.2

アマゾン・プライム。「若草物語」ものは初めて。
少女時代と大人になった現代との時間軸が行ったり来たりする。てっきり少女時代が原作で現代部分は映画オリジナルだと思いこんで観た。どこまでがオリジナルかと考
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劇場版 ファイナルファンタジーXIV 光のお父さん(2019年製作の映画)

3.2

アマゾン・プライム。
息子のアバターが猫耳の女性キャラというところで、いきなり引いた。あとでわかったが、映画のモデルとなったブログの著者のアバターと同じキャラクターを使っているから女性キャラになったの
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響 -HIBIKI-(2018年製作の映画)

3.0

アマゾン・プライム。
原作漫画はバカバカしさのギリギリ。映画は大きくアウトだろうと期待して見たら案外楽しく見れた。主人公より友人役のアヤカ・ウィルソンの曖昧な愛想笑いがよかった。日本人があの笑い方をす
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ローマの休日(1953年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

何度目かの視聴。今回気がついたこと。
ライター型のカメラが有名だが、他にも車上から撮影しているカメラ、船上でのスピグラ、とグレゴリー・ペックが女の子から無理やり借りようとしたカメラも含めて複数のフィル
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