この街の起源は歴史の霧のなか
白い穂綿にくるまれて流れゆく記憶
私はこのハイテンションが大好き
愛があって楽しくて哀しい
無秩序のうちに秩序がある
エミール・クストリッツァの創り出すワンダーワ…
自分の住む町にも、色々な人がいたけれど、そういう思い出を、フェリーニみたいに撮ることができたら良いのに!と、その才能に、心底感動する。
どんな些細な思い出も、本当に魔法のような瞬間に描いていく。沸き…
綿毛の飛来と共に一年が始まる街、リミニの、とある一年を切り取った物語。この映画を観ると、イタリアの「土地」の磐石さに気づくと共に、羨ましく感じると思います。例えば舞台となる時代のイタリアはファシズム…
>>続きを読むこのレビューはネタバレを含みます
街の出来事一つ一つが素晴らしくて
人の暮らしが、今のままで祝福されるべきものだと思える。
群衆が集まり、喜びや悲しみの先に儀式がある
母が死ぬ時、結婚する時、春が来た時、
人々は一度生まれ変わり、今…
気づけば大人になっていた時、ふと思い出す子供の頃に描いていた家族風景、未来の自分や夢。溢れ出す性の問題や壊れた友情、破れた恋。誰かに相談する事もなかった悩み。人生は決して順風満帆ではないけれど、それ…
>>続きを読む何回も観たい。
なんだろう、うまく言葉にできるかな。
人間万華鏡みたいな世界を覗いた気分だった。綿毛の季節から夏秋、大雪の降る冬に通り雨の中を人間達が動いている。
今も昔もわたしたちが外界に振り回さ…