会社に代わってリストラを告げ、次への道を支援する会社に勤めるライアンは、1年のほとんどを各地に飛び回る独身ホテル暮らし。飛行機マイルを貯めることを生き甲斐にし、気楽に生きる。ある日、不況による出張抑制でオンライン面談に変える方針となり…。
ライアンのテキパキ出張、物怖じすることなく解雇を告げていくプロフェッショナル感が見ていて気持ち良い。一方で、彼を取りまく人々が、そして最後には自らの講演で、本当にその人生でいいのか？と様々な角度から問いかけ、考えさせる。帰る場所と家族を持たず、各地を飛び回る生活は自由で憧れもあるけど、多分、20代真ん中くらいまでが良いんだろうね。ほんとはその後の方が、仕事は脂が乗って楽しくなってくるであろうところが、悩ましいところだけど。
「君の人生で幸せだった時、独りだったか？」という義理の弟になる男性への質問と、講演をぶっちして会いに行った、出張先のバーで惚れた女性の実態が、全ての答えだった気がします。
タイミングもあってか、なんだかすごく好きな映画でした！幸せとは…答えは一つではないし、その時々で変わるものでしょうけど。また観たいと思いました。
