Misa

インビクタス/負けざる者たちのMisaのレビュー・感想・評価

4.3
南アフリカ共和国の大統領、ネルソン・マンデラ彼は初の黒人大統領として、国内に残る差別・格差に対峙していく。国を変えるため、団結させるため、自国でWCが開催されるラグビーチームの立て直しを通じて鼓舞していく🏉

ネルソン・マンデラという人の名前は教科書で学んだ記憶があれど、どんな功績を残した人までかは覚えておらず…でも、彼のリーダーシップのベースは「赦し」であることが印象的でした。自身がアパルトヘイトによって受けてきた不当な扱いを、復讐という形ではなく赦すことによって、国をより良く変えていく。その覚悟・直向きさから発せられる台詞(ことば)は、いち映画観客の心をも動かすものだったと思います。

大統領の多忙なスケジュールの中で、こんなにラグビーに割ける時間が本当にあったのか?という疑念はありますが笑、彼についての事実をもう少し知ってみたいと思いました。そこにはきっと、この映画のように、自身をどう変え、人々を変え・まとめようとしてきたのか。そんなヒントがあるんじゃないかなと。

あらすじを見てずっと観ようと思っていたものの、直感的にタイトルやジャケットからあまり気が乗っておらず(笑)でも観てよかったなと思いました。心震えました。
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