時は終戦間際、特攻隊パイロットの敷島が戦闘機の故障と偽り上陸した島を、ゴジラが襲う。特攻隊として期待された役割も果たせず、また島でゴジラにも対抗できず仲間を失ったにも関わらず生きて還った敷島は、それを責められる悪夢に魘される日々。数年後、復興の兆しが見え始めた東京に、またゴジラの足音が…。
「今回のゴジラは人を見ている」と鑑賞済みの誰かが言っていたのが印象的だったのですが、それがまじで、今までにない恐怖を与えていました。ジュラシックパークのT-Rexのように人を掴み、投げ飛ばし、飲み込んでいく。映画館の観客としっかり目が合う。
ちょっと眠いかもとシアターに入ったものの、冒頭早々に目を覚まされてから、最後までハラハラドキドキで目が離せませんでした。そしてテーマ曲の銅鑼がいい音鳴ってた、IMAX最高。
もう一切、大事な場所が焼け野原になったり、大切な人を理不尽に失ったり、誰かが「貧乏くじ」を引かされるような、そんな国にならないようにするために、こういったフィクションも通じながら、できることは考えたいですね。