第76回(2023年)カンヌ国際映画祭コンペティション作品。
イタリアの巨匠マルコ・ベロッキオが、史実を元にして描いた宗教的対立の歴史絵巻。19世紀のイタリアで実際に起きた事件がベースとなり、スティ…
(別媒体から感想を転記)
2024/05/11
まだ乳児の時に親の知らぬ間に召使いによってカトリックの洗礼を受けてしまい教会に誘拐されたユダヤ人の少年の物語。なんと実話。非キリスト教徒がキリスト教…
このレビューはネタバレを含みます
●実話モノ。日本だと『幕末〜明治時代初期』の頃のお話。
●『イタリアの歴史』『キリスト教の歴史』に関する知識が無いと100%愉しみ尽くせない作品。この際、勉強してみると良いと思われる。
●でも、…
“囚われた人”を描いていても近年のベロッキオ映画は見やすい。
完璧な照明に惚れ惚れした。
本作はベロッキオ映画で見てきた人たちがいっぱい、そして『蟻の王』で映画デビューしてルイジ・ロ・カーショが…
このレビューはネタバレを含みます
巨匠ベロッキオが奇をてらうことなく王道の語り口でしっかりと描いた史実。日本人にとっては理解しがたい宗教のお話、だからこそ面白い。すべては誰かを大切に思ってのことだと思うとやるせないけど美しいような。…
>>続きを読むカトリック教による子の連れ去りの史実映画。重厚な映像は見応えがあるが、歴史的ダイジェストを羅列した感が否めず。
肝心のエドガルド少年と家族の話も散漫な印象を受ける。
監督の前作『夜のロケーション』が…