揺れる3頭の象がヤバい。
画面中央の上部から現れ、前に進んでくる女は見ていてハッとする。
ラスト、車のライトが生き物の瞳のように見える。象を含め、あらゆる生命体がまるで生命を欠いたかのように撮られて…
思ったよりも木燃えてた
煌びやかなゲーセンとか電光物に囲まれる中で、虚無とか孤独が果てしなく暴れ出す感じが刺さった
燃える何か如きで感情が揺さぶれるような情緒が個人的に刺さった
直前にムカつくことあ…
このレビューはネタバレを含みます
昼には高齢男性の介護を夜にはカジノのディーラーとして働くニナメンケスの妹ティンカメンケス演じる女性が主人公の話。
ラスベガスの静かなオアシスと夜の喧騒が交互に映し出されていき、空虚な空間が彼女を順応…
誰もがそう思うだろうが、赤ネイルが印象深い。スカルプだからか、華麗なトランプ捌きの必要なカジノディーラーの主人公には不自由が多そうで、仕事のやる気がない気だるさが伝わってくる。
最初の赤ネイルだけ…
気を燃やすシーンやアパートでの室内のショット、象が踊るシーンやラストのショットなどは良かったが、その他のシーンはアケルマンのジャンヌ〜のように割となだらかな連続をずっと観てられるかと言ったらそこまで…
>>続きを読むカジノディール、介護、結婚、、、
暴力、抑圧、虚無感、、、
反復、ミニマリズム、実験性、、、
「マグダレーナ・ヴィラガ」から寸分のブレ無き、男性中心主義社会の底辺を生きる女性達の姿。女性の自立とは。…
人生をつまらないと感じていた時の“ただここにいてやり過ごすだけ”という感覚をここまで思い出させてくる映画はいままであったかなと思って、凄いなあと思いながら観ていた。もはや自分自身の体験のような視点や…
>>続きを読むニナメンケス1991年作。「マグダレーナ…」よりはマシだったが、これも長回しがひどく苦痛だった。木が燃えるシーンなどポスターやスチルとして見る分にはその美しさにハっとするのだが、これが劇中で5分以上…
>>続きを読む©1991 Nina Menkes ©2024 Arbelos