ジジイ

クイーン・オブ・ダイヤモンドのジジイのレビュー・感想・評価

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ニナメンケス1991年作。「マグダレーナ…」よりはマシだったが、これも長回しがひどく苦痛だった。木が燃えるシーンなどポスターやスチルとして見る分にはその美しさにハっとするのだが、これが劇中で5分以上続けばとても集中していられない。延々とディーリングの様子を追ったシーンに至ってはなんと17分。何の修行かと思った。物理的な時間を拘束することで生まれる痺れるような感覚に作家の戦略的手法を感じるが、それが意図した効果を発揮するかどうかはまた別の問題である。
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