韓国で生まれるも養子縁組によりフランスで育てられた主人公が、25歳となって母国に渡り生みの親を探し求める。
韓国の風習からは逸脱した型破りな振る舞いをしてしまうのだが、ルーツが不明なアイデンティテ…
今年1番面白かったかもしれない。理解し合うことができない時、生まれる感情は怒りではなく諦めなのだと教えてくれる。生後すぐにフランスに養子縁組に出された主人公が、再会した生みの父親と親戚の話す韓国語が…
>>続きを読む韓国人のソウル・フードがキムチならば、日本人は味噌汁といったところだろうか。韓国系アメリカ人のスティーブン・ユアン曰く、イ・チャンドン監督『バーニング』に出演したことで、自分が“恨(ハン)の民族”で…
>>続きを読む全ての共感を拒絶して聞こえない音を探り当てて直感に従いスポンティニアスに行動するフレディの孤高のダンス。かつて観たことない魅力的な韓国のロケーション。画面の質感と音楽の絶妙なチョイスとタイミング。予…
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カンボジア系フランス人のダビ・シューの2022年製作の作品である。
韓国系フランス人が主人公というのはけっこう珍しい気がするし、製作もフランスやドイツのほかにカンボジアやカタールといった国も入…
身体に触れない・触れる、拒否・受容による関係性の変化。他者を迎え入れる手酌、人生と対人の初見試奏による即興性。本当に欲しいものは手に入らず。類型的なものを嫌いそうだが逆にそういう印象を受ける。いかに…
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冒頭からフレディがふと見せる笑みが不安定さの象徴っぽくて怖い。知らない土地で文化が違う血縁者がグイグイくる気持ち悪さだけは理解できた。韓国の場面しかないけど彼女はフランスではどう過ごしているんだろう…
>>続きを読む思った感じとはちょっと違ったけど、グッときた。
産まれてすぐに養子縁組に出されてフランス人となったフレディが、2週間の休暇で韓国に来ることになり自分のルーツを辿ることに。
返事の来ない母、絡みのう…
手酌の移り変わり、触れさせない拒絶から傷へ触れさせること。テーマにちなんだ心の移り変わりが映像で表現せれていた。順調に思われていた後半に挿入される、新しいフランス人パートナーでの車中の会話からの一連…
>>続きを読むお涙ちょうだい「自分探しの旅」的なストーリーかと思っていたらちょっと違ってた。
自分探しではあるんだが、もうちょっと居心地の悪いというか、奇抜というか。
韓国で生まれたものの生後すぐにフランスに養…
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