地域社会のかかわりの希薄化、家族の小規模化、様々な変化から孤独死は増えている。故人を知っている人はそれぞれに思い出を語る。その姿は、どれも本当だろうと思うけど、亡くなったからこそ、尊ばれるみたいなあ…
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[Story]
庄内市役所・福祉課に勤務する牧本壮が、孤独死してしまった身寄りのない、または遺族から受け取りを拒否されてしまった故人の遺体を埋葬する『おみおくり係』として業務にあたるも、故人の思いを…
社会、特に仕事に置いて“察する”という力は最低限必要とされているが逆に“寄り添う”ということは過小評価されたり非合理的だと疎ましく思われることが多い。
映画を観ると気付けるのに仕事や日々の生活では確…
水田監督×阿部サダヲ作品の中では、かなり真面目な作りだった。いい意味で。笑
故人の葬儀に行きたくないとか、弔いをしたくないみたいな気持ちはよく分かる。自分自身が亡くなった両親共に対してその葛藤みたい…
人知れず孤独死してゆく人々を、一人見送るまきもと。
一見重いテーマであり、誰もが目を瞑っている部分(実際に作中でもそうなる)を、コミカルに穏やかに(そしてちょっと病的に)描けたのは阿部サダヲの力量…
©2022 映画『アイ・アム まきもと』製作委員会