渡辺智子さんの映画レビュー・感想・評価

渡辺智子

渡辺智子

放課後アングラーライフ(2023年製作の映画)

3.3

関西の高校に転校してきた追川めざし前の高校でひどいいじめを受けてたのだがいきなり釣り部に名前から誘われる。ひどいPTSDからおどおどしてるめざしだが仲間たちと絡むことによって自信を取り戻していくのだが>>続きを読む

ザ・フォッグ(1980年製作の映画)

3.3

職人監督ジョン・カーペンターのホラー映画。八つ墓村ぽいストーリー。霧と共に現れる亡霊。何と物理で攻撃してくるw。ホラーというよりはSFぽい特撮。灯台にある放送局や港町の描写は悪くなかった。親子共演して>>続きを読む

燃ゆる女の肖像(2019年製作の映画)

3.8

実は一度劇場でみてるけど配信でもう一度鑑賞、まだまだ女性に人権がなかった頃の18世紀の話、島に住む令嬢の婚約者に送る肖像画を描くためにやって来た画家のマリアンヌは身分を隠して令嬢に近づいて肖像画を書こ>>続きを読む

富江(1999年製作の映画)

3.2

アンリミテッドを観たので1作目も観てみました。前観たけど全く忘れてる。主演の名前は共通富江と月子、相変わらず話は不明だったけど。特に菅野美穂の顔が中々映らない所とか良かったな、この頃はホラー映画によく>>続きを読む

青春18×2 君へと続く道(2024年製作の映画)

3.7

苦手なタイプの映画、本当なら-5点付けたいところ(笑)結末も見えてたし😅でも時間軸がシームレスでつながってて分かりやすい脚本、俳優陣の演技、美しい画像にみいってしまいました。但しジミーは⚪⚪の⚪を知っ>>続きを読む

DAGON(2001年製作の映画)

3.3

HPラブクラフトのインスマウスを覆う影の映画化、原作既読(笑)スペインの映画らしく舞台はスペインのようです。クルージングを楽しんでいたIT実業家たちが嵐に巻き込まれて謎の村に逃げ込むが・・・・。割りと>>続きを読む

妖刀物語 花の吉原百人斬り(1960年製作の映画)

3.9

生まれついての顔の痣もあって女性に縁のなかった大旦那の治郎左エ門がたまたま吉原に誘われそこの店の岡場所上がりの玉鶴に嵌まってしまう。吉原なんぞは女を搾取した上にお客まで搾取してしまう所なのに女遊びを知>>続きを読む

ポチの告白(2006年製作の映画)

3.8

警察組織の腐敗を描いた映画、真面目だった巡査が刑事課に引き上げられ腐敗に染まっていくがやがて組織から切り捨てられる。飼い慣らされた新聞とか迎合する司法とか最近はもっとひどいのではないか。主演の菅田さん>>続きを読む

とべない風船(2022年製作の映画)

3.7

派遣を切られた凛子は両親が住んでいる瀬戸内海の島にやってくる、母親のさわはすでに亡くなっているが。島の人々と交流するうちに豪雨で妻子を亡くして抜け殻になったような憲二と会う。傷を抱えた二人がやがて前を>>続きを読む

あの頃、君を追いかけた(2018年製作の映画)

2.5

台湾映画のリメイクだけどオリジナルは未見。登場人物が皆うざかった(笑)結婚式から始まる物語かと思いきや意外な結末で笑ってしまった。特に主役の二人には一切共感出来なかった。共感出来なくても面白い映画はあ>>続きを読む

富江 アンリミテッド(2011年製作の映画)

2.8

また意味不明の映画を見た、富江は菅野美穂のを見たかもしれないけど内容忘れました。オーメンの神父みたいな死に方をした姉の富江がしれっと帰ってくる、それ以来両親も友人もおかしくなる。富江役の女優さんが中々>>続きを読む

柔らかい肌(1963年製作の映画)

3.5

今なら良くある不倫の話、文芸評論家さんが飛行機で出会ったCAに一目惚れしちゃうが奥さんにも浮気相手にも良い顔したために・・・・。あんまり男が一寸ショボクレタ感じなのも中々よかったけど今見るとうーん😔と>>続きを読む

男はつらいよ 純情篇(1971年製作の映画)

3.5

三つのパートに別れてる、若い宮本信子と森繁久彌のパート、義弟の博が独立しようとする話、そして若尾あや子とのいつものお約束の話(笑)森繁久彌は渥美清の憧れの人らしいのでさぞかしバチバチしたのでは?博とタ>>続きを読む

キネマの天地(1986年製作の映画)

3.0

脚本陣がすごい顔ぶれ、松竹何周年かの記念作品らしいですが出演者もちょい役含め豪華セットも素晴らしいですね。ただし映画としてはちょっと、物足りないかな。いろいろもったいなかったな。顔見せがおおすぎるので>>続きを読む

サイド バイ サイド 隣にいる人(2023年製作の映画)

-

なんか皆死んでるの?みたいな意味不明映画でした、某相互さん曰く最近こんなのが多い。確かに。これも現代の雨月物語なのかも?

雨月物語(1953年製作の映画)

4.0

花腐しの監督荒井晴彦さんは現代の雨月物語をやりたいのだと言ったらしいが確かに共通したモチーフがあるかな。どちらも怪談なのだけどこちらは一種の反戦映画とも観れる、森雅之と小沢栄太郎の兄弟は権力欲や物欲、>>続きを読む

日曜日が待ち遠しい!(1982年製作の映画)

3.0

モノクロで時代がかった映画なんで昔の映画かと思ったら何とトリュフォー監督の遺作なんだとかあんまり面白くないけどヒロインが中々魅力的だった、中年男のジャン・ルイ・トランテニャアンにそんなに魅力があるのか>>続きを読む

花腐し(2023年製作の映画)

3.7

花腐しとは花も腐らしちゃう梅雨の雨の事らしい、女優になるために東京に出てきた祥子が映画監督の桑山と心中してしまう。彼女と同棲してた二人の男(ポルノ映画の監督とシナリオライター志望の男)の会話劇で現在が>>続きを読む

ゼロの焦点(1961年製作の映画)

3.8

松本清張原作のサスペンス、まだ戦争の影が残ってた時代の悲しい話。震災に襲われてしまったが石川県のロケも素晴らしい。土曜ワイドや火サスの定番断崖での告白の原点みたいな作品。高千穂ひづるの幸薄な演技が素晴>>続きを読む

シン・ゴジラ(2016年製作の映画)

2.5

優秀な官僚が日本を救うのです、みたいな話は好きではないのでその点は大きなマイナスですwゴジラもしっぽゆっさゆっさしてるだけで怖さも感じない。放射線を🤢ところだけはよかったけどその後のご都合主義もゲンナ>>続きを読む

疑惑(1982年製作の映画)

4.0

保険金殺人か事故かそれとも・・・。某ドラマに触発されてみてみた。超絶大傑作でした。裁判物だけどむしろ被疑者の桃井かおりと弁護人岩下志麻の激突が面白い。証人も曲者ばかり。元々原作は両方男なのだけどそれじ>>続きを読む

春画先生(2023年製作の映画)

3.5

風変わりな春画の研究者芳賀一郎と知り合い彼の研究を手伝うようになった春野弓子の奇妙な体験。春画の蘊蓄もさりながら弓子の覚醒を描く映画だったというね

最前線(1957年製作の映画)

3.8

朝鮮戦争中、味方部隊がいるらしい髙地に撤退しようとする小隊の苦闘。途中ジープで逃げる大佐と軍曹と会い合流するが何かこの二人怪しい、色々な意味で。いかにも低予算の映画だけど砲撃を駆け抜けるとか地雷原突破>>続きを読む

近頃なぜかチャールストン(1981年製作の映画)

3.9

ひょんな事から戦中派の人々からなる邪馬台国という疑似国家に参加することになった次郎は労働大臣としてこきつかわれることになるがそのことで彼の実家の陰謀に巻き込まれることになる。豪華な昭和の名優の顔合わせ>>続きを読む

男はつらいよ 葛飾立志篇(1975年製作の映画)

3.4

冒頭出てくるアイドル時代の桜田淳子にびっくり、遂に寅さんロリコンカミングアウトかと思ったけどさすがにそれは(笑)後半は考古学を勉強する樫山文枝との話だけど直接振られるのは小林挂樹の方だった残念(笑)勉>>続きを読む

名探偵コナン 黒鉄の魚影(サブマリン)(2023年製作の映画)

3.4

世界中を監視するシステムてすごいよね
本当にあったら大問題では。コナンの活躍ですべて水の泡に、メデタシメデタシ。てそんな映画じゃないし。しかし潜水艦も持ってる黒の組織てなんだろう、その割に潜入者もわか
>>続きを読む

大人は判ってくれない(1959年製作の映画)

3.7

ヌーベルバーグ派の旗手の一人フランソワ・トリュフォーの初長篇。トリュフォーの自伝的作品。クソガキだった主人公は学校にも親にも反抗的でイタズラばかりしているが映画だけは大好きで親に連れって行ってもらった>>続きを読む

デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション 前章(2024年製作の映画)

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突然現れた巨大な宇宙船。アメリカ軍が母船に使った新型爆弾が甚大な被害をもたらす(宇宙船の攻撃ではないことに注意)3年間がたったが母船から時々偵察機を出してくるのみ、人々は普通の生活を送ってるのだが。日>>続きを読む

カルメン純情す(1952年製作の映画)

3.6

カラー映画で叙情味があった前作に比べてモノクロで変な映画になっている、相棒のマヤが子供をつくってカルメンの元に帰ってくるといきなり見ず知らずの家に捨てようとするw、ひどい話。その家の息子がまた変な前衛>>続きを読む

シティーハンター(2024年製作の映画)

3.7

原作は読んでないけどもっこりりょうちゃんは多少知ってる(笑)以前フランスで実写化されてたけど海外でも知名度あるんだろうか。いかにもマンガチックな話だけど、鈴木亮平が原点回帰みたいな役でそれだけでも満点>>続きを読む

カルメン故郷に帰る(1951年製作の映画)

3.7

日本初の実写カラー映画らしい、リマスターされてキレイになってて舞台の浅間山のあたりが美しい。内容は女寅さんみたいなお話。高峰秀子扮するストリッパー(本人は芸術家だと思ってる)のリリー・カルメン(本名キ>>続きを読む

二十四の瞳(1954年製作の映画)

3.8

初見かと思ったら最後の方だけテレビで見た気がした。小豆島の分校にやってくる教師のお話。生徒も先生もずっと歌ってる映画。貧しい日本、生徒も問題を抱えてたりするが主人公の大石先生には何も出来ない、一緒に泣>>続きを読む

骨までしゃぶる(1966年製作の映画)

3.8

吉原炎上とか幕末太陽伝等遊郭映画の系譜の作品、加藤泰監督得意のアップやローアングルの多用もあるし、主演の桜町弘子を初め加藤組の常連も登場して遊郭の性的搾取をコメディタッチだけどちゃんと描く。この時点で>>続きを読む

チャップリンの黄金狂時代(1925年製作の映画)

4.0

あまりにも有名なキングオブコメディの初長編映画らしい、といっても70分程度ですが。有名な靴をステーキみたいに食べるシーン、パンのダンス、山小屋が崖にに落ちそうになりあたふたするシーンは超有名。他にも細>>続きを読む

浮雲(1955年製作の映画)

3.8

ダメンズばかりに引っ掛かる高峰秀子、第二次大戦中インドネシアで当時役人だった森雅之に引っ掛かり帰ったら離婚するから一緒になろうと言われて日本に帰ってきたら・・・・。女癖の悪い森にまた騙される。まだ戦争>>続きを読む

女が階段を上る時(1960年製作の映画)

3.8

銀座のバーを舞台に雇われマダムをしている高峰秀子と周りの人間たちの人間喜劇的な映画。エース級の淡路千景が独立したため売上げが落ちてオーナーに責められ他店に移籍するのだが・・・・。兎に角主演の高峰秀子が>>続きを読む

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