やまだやまさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

やまだやま

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コンパートメントNo.6(2021年製作の映画)

3.5

冒頭のシーンで疎外感がすごい伝わってくる。相部屋相手はもちろんだけど、乗務員も「イメージそのままのロシア人」みたいな印象が停車と出発を繰り返すうちに変わっていくのがよかった。

The Son/息子(2022年製作の映画)

4.5

『ファーザー』と比べると・・・みたいな記事読んで、見なくていいかなと思いかけてたことを反省した。明るい話ではなくて、どうにもならない感じを味わえる。集中して見てたら急にシャワーシーンに切り替わってすご>>続きを読む

無法松の一生(1958年製作の映画)

3.5

短い間隔での上映ということもあり、ついオリジナル版と比較してしまう。そうすると、余白を残してまとめた前作がどうしても良く見える。ただ、今作によってオリジナルの解釈が固まる面もあるので、この比較はアンフ>>続きを読む

オットーという男(2022年製作の映画)

4.0

ベタな展開だけどトム・ハンクスが出て面白いならそれでいいじゃんということに気づかせてくれる。信号待ちで怒られた人だけ気の毒。

フェイブルマンズ(2022年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

映画の残酷さを、真実を映された人とまったく自分ではないものを映された人の2通りで表現していて面白かった。最近映画をテーマにした映画よく見るけど、少しずつ核となる部分が違っているので飽きない。

無法松の一生(1943年製作の映画)

4.0

本編上映前のドキュメンタリーで阪東妻三郎がトーキー対応に苦労したことが紹介されていて、『バビロン』を思い出した。太鼓のシーンでは一瞬空の青さが見えたような気がした。

映画ドラえもん のび太と空の理想郷(ユートピア)(2023年製作の映画)

4.5

シンプルで力強いメッセージと伏線回収に満足。ラストはベイマックスと同じ問題が生じてしまった…。ハンバーグのプレートからにんじんをつまむスネ夫がいいやつ。

BLUE GIANT(2023年製作の映画)

3.5

「ジャズを信じている」というワードがあったので音楽に詳しくなくても気持ちを理解できる。あちこちで言われている通り3D場面に違和感。

パンズ・ラビリンス(2006年製作の映画)

4.0

痛いしグロいしで直視できなかったシーンも多かったけど、先に見ていた『シェイプ・オブ・ウォーター』と『ナイトメア・アリー』を思い出してここ似てたなあとか考える楽しみがあったから、この映画は良作だし作家性>>続きを読む

エンパイア・オブ・ライト(2022年製作の映画)

4.0

レンタルDVDの本編前CMで紹介されてそうな雰囲気。みてるときはヒヤヒヤだったけど振り返るとすごい優しい話だったことに気づく。聞き取りやすいし「happy now?」ってそのまま使われてるの初めて見た>>続きを読む

アキラ AKIRA(1988年製作の映画)

3.5

たくさんのオマージュシーンを先に見たので本家を見れた感動みたいなものがある。すごい細かい線があったりぼんやりしたライトがあったり目で楽しめる。

エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス(2022年製作の映画)

4.5

アカデミー賞の有力候補らしいという目で見に行ったのでこんな奇想天外な映画とは思わなかった。良い話要素もあったはずだけど、壮大でしょうもない展開とギャグのほうに満足しちゃって覚えてない。

レナードの朝(1990年製作の映画)

4.0

『アルジャーノンに花束を』を思い出す内容だけど、事実を基にした映画なんだから世界にはすごい話があるなあと思った。ロビン・ウィリアムズの優しい目が印象に残る。

バニシング・ポイント(1971年製作の映画)

3.5

序盤の退屈さを乗り越えれば何か分かったような分からないような気がしてくる。センターラインに種類があるのはアメリカも同じなのかと勉強になる。『イージーライダー』を先に見たほうがいいかも。

イニシェリン島の精霊(2022年製作の映画)

4.0

自傷の痛いシーンがあるけど、基本はとぼけた雰囲気。余白が多いので作品のこととか自分のこととか考えられるのが楽しい。「優しいだけ」みたいなニュアンスに"nice"を使ってた。

逆転のトライアングル(2022年製作の映画)

3.5

めちゃくちゃ汚い。比喩とか皮肉が直接的すぎるんじゃないかと思った。ヤヤ役の女優は華があるなあと思ってたら去年亡くなっていたとのことでつらい。

いつかの君にもわかること(2020年製作の映画)

4.0

ずっと控えめで静かな映画だなあと思いながら見てたらラストは静かに強烈だった。

対峙(2021年製作の映画)

4.0

重い沈黙が館内全体に広がる瞬間を体感した。舞台設定とか小道具とか人の動きとか演劇っぽさが強かった。

別れる決心(2022年製作の映画)

3.0

映像はトリッキーだけど、2段階のストーリーがあまりはまらなかった。

バビロン(2021年製作の映画)

4.5

最近映画を題材にした映画をわりとよく見る中で、お気に入りの一つになった。実質R18相当だしめちゃくちゃ汚いけど、この映画に関してはそれがなかったら魅力が半減以下になってた思うのでしょうがない。

すずめの戸締まり(2022年製作の映画)

4.0

序盤のほうに流れるジャズみたいな音楽がすごい印象に残った。

レジェンド&バタフライ(2023年製作の映画)

3.5

記念作品ですごい合戦が見れるかと思ったらそういう感じではなかった。そのわりにやや血多めかも。

フィッシャー・キング(1991年製作の映画)

3.5

あらすじと序盤の雰囲気でどうなることかと思ってたらハートフルな展開で嬉しいサプライズ。ロビン・ウィリアムズ映画をもっと見たいという気にもさせてくれる。ただし、体感3時間半くらいに長く感じた。

すべてうまくいきますように(2021年製作の映画)

3.5

なんか観てる途中で色々考えてしまった。ベッドにジャンプして喜びを表現したりゴアホラー好きだったりな主人公が素敵。

映画大好きポンポさん(2021年製作の映画)

4.0

この内容を90分にまとめられるのがアニメのいいところだと思った。

ヘアー(1979年製作の映画)

3.5

元のミュージカルがすごい名作と聞いてなるほどと思った。個々の歌の良さのわりに登場人物が単に迷惑な人たちに見える。ラストはびっくりだけどミュージカル映画だから受け入れられる展開。

エンドロールのつづき(2021年製作の映画)

4.0

ノスタルジー感は思ったより少なくて、映画の中でも光とか上映に注目するのが珍しい。寂しいのにきれいというのを形にしてるラストは面白かった。料理が本当においしそう。

キャバレー(1972年製作の映画)

4.5

退廃的で不穏な社会の空気が印象的に挟まれるので、主人公のパワフルな歌がやけに心に響く。観てるその時間も見終わった後も満足感があってとても良かった。

アバター:ウェイ・オブ・ウォーター(2022年製作の映画)

3.5

IMAX HFR 3Dというので観たらすごい綺麗なうえにヌルヌル動いて新感覚だった。仕様上(?)下の端がすごい飛び出して見える。3時間以上あることを考えても映画館じゃないとちょっときつそう。

SHE SAID/シー・セッド その名を暴け(2022年製作の映画)

3.5

派手な脚色をする題材ではないんだろうけど、やや起伏の乏しさを感じた。出来事の影響の大きさを考えれば今公開される意義はあると思う。

戦場のメリークリスマス(1983年製作の映画)

5.0

5,6年前に初めて観たときのスコア。大規模上映は最後らしいのであらためて観たらけっこう忘れてた箇所もあった。ラストのセリフは毎年言いたくなる。名作を定期的に観るって贅沢。

仁義なき戦い 広島死闘篇(1973年製作の映画)

4.0

好みかはともかく、めちゃくちゃな抗争シーンから最後の静かなやるせなさで見てよかったと思った。

仁義なき戦い(1973年製作の映画)

3.5

白黒映画だと思ってたからカラーでバイオレンス感強めで困った。

恋人はアンバー(2020年製作の映画)

3.5

アンバーが素敵。男のほう最低だなって言いたいけど、そういう感想にならない程度に苦しみが伝わってくるのでラストも許せる。

ホット・ファズ 俺たちスーパーポリスメン!(2007年製作の映画)

4.0

前半ずっと笑える。連続殺人一件目がきつかったので残りの殺人シーンあまりちゃんと見てないけど多分グロ強め。邦題は映画の雰囲気伝わってていいと思う。

千年女優(2001年製作の映画)

4.0

理解できているかはともかく、現実と映画が混ざっていく仕掛けが面白い。『蜘蛛巣城』を最近みてたのでそこだけ元ネタがわかった。