やまだやまさんの映画レビュー・感想・評価

やまだやま

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マンティコア 怪物(2022年製作の映画)

3.5

予告の印象とだいぶ違って静かな映画だった。余白はたくさんあるんだけど、なんか一本道感がぬぐえなかった。

インディ・ジョーンズ/最後の聖戦(1989年製作の映画)

4.0

三部作どれも大量のワクワクと少しのホラーでとても面白かった。これはやや超展開が目立つけど、2作ぶりの講義風景と親子のメッセージにほっとする。

フォロウィング 25周年/HDレストア版(1998年製作の映画)

4.5

巧妙なストーリーと時間の短さから、短編小説の読後感にすごい似た気分になった。

アイアンクロー(2023年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

「名字のせいじゃないでしょ…」と悲しくなる。テレビの中の世界戦の盛り上がりが遠くなっていくのが印象に残った。

インディ・ジョーンズ/魔宮の伝説(1984年製作の映画)

4.5

面白さの量でいったら相当上位だと思う。虫が嫌いな人におすすめできないのと、異文化の描き方が今では多分許されない感じなのが欠点。あちこちで見るトロッコの元ネタがこれだとしたら歴史に残るシーンだ。1を見た>>続きを読む

オッペンハイマー(2023年製作の映画)

4.5

どことなく『ソーシャル・ネットワーク』を思い出した。人生を描いているからラストの視点は納得がいった。どの項目も点数が高いみたいな作品なので、近年で一番アカデミー賞とるべくしてとった感がある。

パスト ライブス/再会(2023年製作の映画)

4.0

テーマはよくあるものだけど、今風というか最近の話題作との共通点が多かった気がする。NYの風景を見て不思議な気持ちになった。夫役見たことあると思ったら『ファースト・カウ』の人で、どっちもとても良かった。

レイダース/失われたアーク《聖櫃》(1981年製作の映画)

4.0

昔見たインパクトの強いシーンだけ印象に残っていたけど、あらためて見ると流れの完成度が高い。もちろん面白い。積み上げられた木箱が印象に残る。

続・夕陽のガンマン/地獄の決斗 4K復元版(1966年製作の映画)

3.5

始まる時間だけ確認して行ったら3時間経過して本当にびっくりした。クイズミリオネアみたいな緊張感の出し方していたからか。助けてもらえなかった二人目が気の毒。

夕陽のガンマン(1965年製作の映画)

4.0

全然若いけど、確かに今のイーストウッドと同じ顔だって何回か納得した。この映画ではもう一人の主人公と悪役の印象のほうが強い。銃声を背景に人相書きと交互に映す手法が面白かった。

美と殺戮のすべて(2022年製作の映画)

4.5

写真家の半生と薬害問題の二つの題材を交互に見せられる。写真の背景にある壮絶な人生と被写体のその後を知ると、少しこのタイプの写真の評価の意味が分かったような気がする。薬害のほうは美術館への寄付が富豪の罪>>続きを読む

π(1997年製作の映画)

3.5

わけわからない点も多かったけど、退屈さは感じなかった。

ピアノ・レッスン(1993年製作の映画)

3.5

節々から優れた作品ということが感じられるけど、好感を持てるかというとまた別の話だよねということに気づいた。

デューン 砂の惑星PART2(2024年製作の映画)

4.0

ティモシー・シャラメと砂虫とimaxでもってる映画。1のストーリー全然覚えてなかったけど、砂虫避けの歩き方を見て少し思い出した。

海の上のピアニスト(1998年製作の映画)

3.5

音楽の力で寓話的なストーリーに説得力が加わっている。モリコーネの功績はこういう形で知っていくのがいいと思う。

52ヘルツのクジラたち(2024年製作の映画)

4.0

色々な要素を詰め込んできて心を動かしに来るんだけど、あわせて表現もかなりダイナミックだから好みがわかれそうと思った。カメラが時々不思議な動きをしている。

愛と哀しみのボレロ(1981年製作の映画)

3.5

なんかもっと面白く見れたはずだなあというもやもや感が残った。体調を整えて少し人間関係とか把握したほうが良かったっぽい。ラストのパワフルさは伝わったのでいつか再チャレンジしたい。

キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン(2023年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

おそろしいロバート・デ・ニーロを見れる。無駄に長いとは思わないけど、やっぱり長いは長い。クライマックスの別れ2連発が印象的だった。

12日の殺人(2022年製作の映画)

4.5

『落下の解剖学』つながりで話題になっても良さそうなものだけど。親友のセリフではっとする。終わった後考えたくなるタイプの面白さ。20%の殺人事件が未解決って数字で言われると不安になる。

ネクスト・ゴール・ウィンズ(2023年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

思い返すと予告でストーリーラインの全てが出ていたくらい予想外のことは起きないけど、小ネタの手数がすごい。「何しにサモア領へ?」、サムスン・ソニー、7-24はメモしときたいくらい特に面白かった。痛がる演>>続きを読む

私ときどきレッサーパンダ(2022年製作の映画)

4.0

芯のテーマは一貫していて、毎回角度を少しずつ変えてくるピクサーは好感が持てる。アイドルのために行動してるのが良かった。
同時上映の『猫とピットブル』はアニメ表現による付加価値がすごいよく出てたと思う。

映画ドラえもん のび太の地球交響楽(シンフォニー)(2024年製作の映画)

4.5

ここ最近で一番良かった大傑作じゃないか。前半システム説明に時間かかった気がしたけど、後半それを活かして道徳に振れすぎない盛り上げ方になってた。映画館も程よく自由な雰囲気ですごい楽しかった。

ゆきゆきて、神軍(1987年製作の映画)

4.0

最初から最後までめちゃくちゃ。いい感じになりかけても車映すだけでオチになるのがずるい。語られてる戦争体験はかなり重い。

モリコーネ 映画が恋した音楽家(2021年製作の映画)

3.5

構成があまりにも単調すぎる。偉大も偉大な足跡は一本で十分理解できるので見終わって損した気分にはならなかった。ストレッチのシーンみたいのがもっと見たかった。

ソーシャル・ネットワーク(2010年製作の映画)

4.0

センスの良さを楽しむみたいな映画。この作品のスピードで英語を練習したらすごい上達するかもしれない。

ファウンダー ハンバーガー帝国のヒミツ(2016年製作の映画)

3.5

テニスコートに店の設計図描くところが好き。アイディアだけ盗まない理由もスマートだった。創業者もおそろしいけどそもそもビジネスって怖いなと思った。

スケアクロウ(1973年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

タイトルにもある案山子の解釈が素敵。ラスト往復切符で伝わるのもいいけどアル・パチーノのギャグがあんまり合わなかった。

エル・スール(1982年製作の映画)

3.5

画面はどこまで計算されているんだろうと見入ってしまう。父親がベッドで飛び起きて以降少しずつ調和が乱れてく感じがよかった。

落下の解剖学(2023年製作の映画)

3.5

いろんな視点を見せつつ社会の問題点や真実とはみたいになってることはわかるんだけど、目新しさや鮮烈さは薄いような。前評判がすごかっただけに。ポイントが多いからものすごい集中して見れた。

夜明けのすべて(2024年製作の映画)

4.5

話題になってるので見に行ったら本当にすごい良かった。現代を舞台にしてまっすぐに優しさとか希望とか溶け込ませられると心に響く。夜景とか田舎のカットが毎回少しずつ違う意味に見えてくる。

梟ーフクロウー(2022年製作の映画)

4.0

韓国のエンタメに振り切った映画は面白いとあらためて思った。主人公の能力に制限がかけられているのでアクション一辺倒にならずサスペンスとのバランスが取れてる。家で見ても画面暗くてわけわからなそうだから映画>>続きを読む

ダム・マネー ウォール街を狙え!(2023年製作の映画)

3.5

なんとなく程度に知っていた話だったので内情が知れたのは良かった。再現映画はエンディングで実際の映像が流れる瞬間が一番面白かったりする。

カラーパープル(2023年製作の映画)

3.5

前半抽象的に描きすぎてキャラクターの魅力がいまいち伝わらなかった。それでも歌一発で帳尻合わせられるのがミュージカルの映画のいいところ。それに後半はわりと輪郭が見えてくる。

ボーはおそれている(2023年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

不謹慎ネタは笑えた。3時間見てこのオチかとぐったり。6時間に感じるタイプの作品でなかったことがせめてもの救い。

ゴールデンカムイ(2024年製作の映画)

3.5

思ったよりグロくてうわーってなった。その他は不殺の転換点の描き方がうまかったり多分原作面白いんだろうといことがすぐ伝わったりで良かった。

瞳をとじて(2023年製作の映画)

3.5

一つ一つのシーンを取ってみると必要なんだろうと思うけど、結果169分はやっぱり長い。劇中映画への反応を気にする主人公をさらにこっちが見てるという図式が面白かった。

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