やまだやまさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

やまだやま

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ダム・マネー ウォール街を狙え!(2023年製作の映画)

3.5

なんとなく程度に知っていた話だったので内情が知れたのは良かった。再現映画はエンディングで実際の映像が流れる瞬間が一番面白かったりする。

カラーパープル(2023年製作の映画)

3.5

前半抽象的に描きすぎてキャラクターの魅力がいまいち伝わらなかった。それでも歌一発で帳尻合わせられるのがミュージカルの映画のいいところ。それに後半はわりと輪郭が見えてくる。

ボーはおそれている(2023年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

不謹慎ネタは笑えた。3時間見てこのオチかとぐったり。6時間に感じるタイプの作品でなかったことがせめてもの救い。

ゴールデンカムイ(2024年製作の映画)

3.5

思ったよりグロくてうわーってなった。その他は不殺の転換点の描き方がうまかったり多分原作面白いんだろうといことがすぐ伝わったりで良かった。

瞳をとじて(2023年製作の映画)

3.5

一つ一つのシーンを取ってみると必要なんだろうと思うけど、結果169分はやっぱり長い。劇中映画への反応を気にする主人公をさらにこっちが見てるという図式が面白かった。

リバー・ランズ・スルー・イット(1992年製作の映画)

4.0

最初信仰や人間観のあまりのコテコテさに面食らったけど、釣りとか川とか見てるうちに溶け込まされた。一ひねりあるラストがすごいしっくりくる。

哀れなるものたち(2023年製作の映画)

3.5

映画はいったいどこに向かっていくんだろうと思った。見た目の派手さに比べて中身はシンプル。『エブエブ』もこれくらいめちゃくちゃな収束してくれたらよかったのに。

劇場版 SPY×FAMILY CODE: White(2023年製作の映画)

3.5

最初はわざわざ映画にした意味あるかなと思ったけど、最後までいい意味でしょうもなさを貫いていたのでむしろ良かった。

レザボア・ドッグス(1992年製作の映画)

5.0

スタイリッシュなのに熱かったり、ちょっとした会話で笑った後ストーリーが急展開したり、驚くほど面白かった。
ややグロいけど直接的なところは意外と少ないのでPG12でも納得。

ファースト・カウ(2019年製作の映画)

4.5

オープニングとラストのつなげ方が染みる。静かに優しいテンションの傑作。少しだけ流れる音楽もいい。

バベットの晩餐会(1987年製作の映画)

4.0

昔見たときは感謝のない招待客だけが印象に残ったけど、そんなに単純な映画じゃなかったことがわかった。『ショコラ』より人生の大きな流れに重点を置いている感じ。料理は全部おいしそう。

ウィッシュ(2023年製作の映画)

3.5

序盤すぐに種明かしと道徳的メッセージが入ってくる構成だけど、そのあとのストーリーが単純すぎて消化不良感が残った。同時上映のミニムービーが10分間にきれいな起承転結を作っていただけに。

⻤太郎誕生 ゲゲゲの謎(2023年製作の映画)

4.0

金田一映画っぽいのかな。なので、ところどころグロだった。話題になってるだけあって、鬼太郎、ホラー、感動すべてのパートが楽しめる内容だった。

ショコラ(2000年製作の映画)

3.5

普通の人間で少しアウトローという役がジョニー・デップに本当に合ってる。おとぎ話要素の混ぜ方がうまい。北風の行方を見届けた後にエンドロールの街が思ったよりさらに小さくてはっとする。

枯れ葉(2023年製作の映画)

4.0

多分棒読みのくせが強い映画なんだろうけど、フィンランドの遠さもあってそこまで違和感なかった。色彩が印象的だからそれだけでも映画館で見る価値あり。静かで普通の話でもこれだけ満足感高い作品にできるってすご>>続きを読む

窓ぎわのトットちゃん(2023年製作の映画)

3.5

小学校での成長の背景で外の世界も少しずつ戦争に向かっていく描き方がよかった。オープニングは『無法松の一生』っぽくてラストにもつながっていた。

PERFECT DAYS(2023年製作の映画)

3.5

批判されてる理由もよくわかるけど、こんな切り取り方があってもいいんじゃないかと思った。文化があって美しい一瞬があってというのは嘘じゃないわけだから。

ウォンカとチョコレート工場のはじまり(2023年製作の映画)

4.5

メッセージにはとても勇気づけられるし、ずっと明るく前向きな最高の映画だった。前作と違う世界らしいので比較してもしょうがないけど、チョコの不思議さが薄れて単に良い話みたいな感じが強くなった気も。

カサンドラ・クロス(1976年製作の映画)

4.0

ちょっと冗長だけど展開もラストも全然読めなくて、こんな映画あったんだとびっくりした。各キャラクターの小道具が印象的。

ゴジラ-1.0(2023年製作の映画)

4.0

絶望感あるゴジラとジョーズっぽさがよかった。周りの観客が一斉に「oh...」って言ったりガッツポーズしたりしてたのが面白かった。あと、エンドロール最後まで見なくていい文化がうらやましかった。

オズの魔法使(1939年製作の映画)

4.5

昔見たこの作品が一番夢のある映画だと思っていて、今回ほとんどセリフが聞き取れない状況で見てもやっぱり夢があるなあと思った。そのうえでラスト結局家がいいってオチになるの全然覚えてなくて意外だった。

シアター・キャンプ(2023年製作の映画)

3.5

モキュメンタリー感はあんまりない。新オーナーを通して見る子どもたちの姿に発見があったので良かった。

女王陛下の007(1969年製作の映画)

3.5

ラストは三毛猫ホームズシリーズに影響を及ぼしたのかも。スキーの名シーンも世界を飛び回るシリーズならでは。

007/ゴールデンアイ(1995年製作の映画)

4.0

戦車で街を壊していくめちゃくちゃさとユーモアある悪役がこれまでと違う感じ。加えて悪役との一騎打ちのアクションやストーリーが今風になってて見やすかった。

007 ロシアより愛をこめて/007 危機一発(1963年製作の映画)

3.5

有名な音楽が流れてきてテンションが上がる。007と聞いて想像する要素がだいたい入ってるけど、思ったより完璧なスパイじゃない感じが意外だった。

007は二度死ぬ(1967年製作の映画)

3.0

007シリーズ初めて見たから、時代を感じたり日本の描写に笑ったり豪快すぎたりで混乱した。他のを見るとこの作品が特撮風変化球だったんだとわかる。

グランツーリスモ(2023年製作の映画)

3.5

評判が良かったので見たら確かに前向きなメッセージで勇気づけられる。すごい駆け足で構成されてるので実話ベースという点の価値が少し減ってるかも。"got your back"というフレーズが偶然聞き取れた>>続きを読む

パーフェクトブルー(1998年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

導入みたいなシーンでも緊張感の生み出されてた。「結局虚構と現実ということになるのかな」と思い始めてからの展開が他作品より良かった。しかし、きつい表現多めでR指定も納得。

名探偵ポアロ:ベネチアの亡霊(2023年製作の映画)

4.0

このシリーズ安定感があってその中でも一作ごとに趣向を凝らしてるから引き続き作ってほしい。最近他でも見たけど「yes」か「no」だけで2往復くらいする会話って英語の定番なんだろうか。

ミツバチのささやき(1973年製作の映画)

3.5

解説付きの上映だったのでいろいろ背景を知れた。知らなくても子役の存在感がすごい。『パンズ・ラビリンス』と重なる部分が多いから片方見てるならどっちも見るのがいいと思う。

エクソシスト/ディレクターズ・カット版(2000年製作の映画)

4.0

やばそうなところはちゃんと見れなかったけど、多分今の基準からみればそこまでショッキングな描写ではないと思う。神父の苦悩とかホラー要素以外に時間を割いているので、名作と言われて納得できる。

アステロイド・シティ(2023年製作の映画)

4.5

見てる瞬間は世界観全開という感じで最初からずっと満足。重要キャラクターの脱力感と三姉妹が笑える。

バービー(2023年製作の映画)

4.0

全方位を風刺する怪作だった。バービーランドの提示と現実社会のギャップまでは誰でも楽しめると思う。旬の今見るのがおすすめ。

ウェルカム トゥ ダリ(2022年製作の映画)

4.0

最後に出てくる原題の「ダリランド」のほうが合ってた。晩年の苦労が中心で実際の作品も出てこないけど、うまくまとまって一人の人物が描かれていたのでとても良かった。

オオカミの家(2018年製作の映画)

3.0

びっくりとかグロとかないけど、ずっと不穏な空気が続くから分類するならホラーで合ってると思った。平面と立体を行ったり来たりする表現が不気味さを増している。

ふたりのマエストロ(2022年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

子の風格を強調するラストがハッピーエンドながら寂しさもあって良かった。ストーリーは突っ込みどころ多いけど、このラストにつながるならいいかなと思った。