サトタカさんの映画レビュー・感想・評価

サトタカ

サトタカ

スノータウン(2011年製作の映画)

3.8

途中でやめようかと思った。

滅多にそんなことないんですよ。昔、映画館で見た『ヘンリー』、『コックと泥棒、その妻と愛人』、そんで『マーターズ』くらいかな?
基本的にヤバそうなのは避けているつもりなんで
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ニトラム/NITRAM(2021年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

次に何が起こるかわからない緊張感あふれる映画。1996年にオーストラリアで発生した悲劇的な事件(死者35人、負傷者15人を出した無差別殺人:ポートアーサー事件)を元にしており、その内容は決して軽いもの>>続きを読む

レッド・ライト(2012年製作の映画)

3.8

この映画「レッド・ライト」は、スペイン人ロドリゴ・コルテスが監督・脚本・製作まで行ったサイコスリラー。ロバート・デ・ニーロ、シガニー・ウィーバー、キリアン・マーフィー(『オッペンハイマー』でアカデミー>>続きを読む

SING/シング:ネクストステージ(2021年製作の映画)

4.0

見たのにFilmarksに書くの忘れていた。
一作目もよかったけど、2作目も素晴らしい。
プリンスの『レッツ・ゴー・クレイジー』、大好きな曲なのでこれから始まるだけでテンション上がりました。

ゴジラ-1.0(2023年製作の映画)

4.5

山崎貴監督作品は、ALWAYS 三丁目の夕日、SPACE BATTLESHIPヤマト、永遠のゼロ、海賊と呼ばれた男、STAND BY MEドラえもんなどそれなりに観たはずだけど、過剰気味にエモーショナ>>続きを読む

トムとジェリー(2021年製作の映画)

3.3

実写とカートゥーンの組み合わせは基本的に難しいと思うんです。昔懐かし『スペース・ジャム』は意外に上手くいってたんだけど。当時のマイケル・ジョーダンは人間じゃないから、相性がよかったんだね。
とはいえ我
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シティーハンター(2024年製作の映画)

4.2

評判が良かったので観てみた。原作は連載当時何となく読んでいた。冴羽獠を演じる鈴木亮平が想像以上にうまくて、シリアスからコミカルまで変幻自在。リボルバーのローディングも速すぎるし、決めポーズもバッチリ。>>続きを読む

ANON アノン(2018年製作の映画)

3.0

アンドリュー・ニコル監督は『ガタカ』『トゥルーマン・ショー』の出来があまりにもよかったためついつい期待値を上げてしまうが、そこは堪えて逆に下げて観るくらいじゃないとガッカリの落差が大きくなりがち。つい>>続きを読む

CODE 8/コード・エイト Part II(2024年製作の映画)

3.8

ボストンダイナミクス製みたいなロボット犬が大活躍。逆にヒーロー降りがカッコいいガーディアンズの出番が少なくなってしまったのは残念。あとミナ、かわいそうだったなー。(女優さんが光浦さんに少し似てたような>>続きを読む

CODE8/コード・エイト(2019年製作の映画)

4.0

マイノリティの超能力者が迫害されてる世界観、大好きなので4点。『アップロード』のイケメン、ロビー・アメルがお兄ちゃんとバディ組んでいた。ヒーラーのニア(カイラ…カネ)が妙に魅力的かつかわいそう😂
炎タ
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ミニオンズ フィーバー(2022年製作の映画)

3.9

舞台が70年代設定で、音楽のチョイスが素晴らしい。
劇中でピーター・フランプトンの『フランプトン・カムズ・アライブ』を名盤だと言ってくれたり、リンダ・ロンシュタットの『悪いあなた(You're no
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ハント・フォー・ザ・ワイルダーピープル(2016年製作の映画)

4.0

タイカ・ワイティティ監督独特の陽キャ感というかコメディアンとしてのスター性がちょっと苦手、俳優としても出がちだからね。
しかもこの映画は何と、犬が、犬が○ぬんです。要注意ですよ、愛犬家のかた!

とは
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サブウェイ123 激突(2009年製作の映画)

4.0

基本的にトニー・スコット監督(悲しいことに2012年に自死)、デンゼル・ワシントン(ニューヨーク地下鉄の管制官ガーバー)、ジョン・トラボルタ(主犯のライダー。サングラスがやたらカッコいい)、ジョン・タ>>続きを読む

すずめの戸締まり(2022年製作の映画)

2.8

さすが新海誠、絵面の美しさは変わらず。キャラクターも美男美女でした。
ただ、主人公である女子高生鈴芽の心理や行動が腑に落ちないことが多くて引いてしまった。イケメンかつイケボの大学生、草太もよくわからな
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アメリカン・フィクション(2023年製作の映画)

4.4

すべての文章を書く人、いやすべての創作する人への問題提議がテーマでありつつ、散りばめられたギャグが楽しい傑作映画である。

日本では劇場公開されなかったが、アカデミー賞の脚色賞、英国アカデミー賞脚色賞
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ロードハウス/孤独の街(2024年製作の映画)

3.7

たぶん25年くらい前にパトリック・スウェイジが主演の『ロードハウス』を見た気がするけど、ほぼ覚えてなかったので新鮮に見れた。と言ってもストーリーの骨子は流れ者の用心棒が、タチの悪い奴らに嫌がらせをされ>>続きを読む

アステロイド・シティ(2023年製作の映画)

2.8

うーん、とくに面白くはなかった。

「ストレンジャー・シングス」でロビンやってたマヤ・ホーク(イーサン・ホークとユマ・サーマンの娘)がかわいかったのと、ジェフ・ゴールドブラムがちょろっとしゃべるだけで
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デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション 前章(2024年製作の映画)

4.8

公開日の3月22日、映画『デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション 前章』をTOHOシネマズ錦糸町オリナスで観てきた。
原作は、2014年から2022年、ビッグコミックスピリッツに連載されていた
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フェイブルマンズ(2022年製作の映画)

2.5

巨匠スティーブン・スピルバーグ監督の自伝的映画ということで謎の緊張感を持ちながら鑑賞。子ども時代のエピソード、自由すぎる母親(ミシェル・ウィリアムズ)、小物ないじめっ子チャド(オークス・フェグリー)、>>続きを読む

スターダスト(2020年製作の映画)

3.8

デヴィッド・ボウイの遺族(というより主に権利団体だと想像する)から楽曲の使用許可が下りなかった、とても残念なボウイ映画。

とはいってもボウイを題材にした98年の映画「ベルベット・ゴールドマイン」でも
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ヴィーガンズ・ハム(2021年製作の映画)

3.8

ヴィーガンというと自分の中では、ポール・マッカートニーとモリッシーという二人の英国人ミュージシャンが浮かぶ。

モリッシーのバンド、ザ・スミスは1984年、初のスタジオアルバム「ザ・スミス」を出した。
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オールド・ジョイ(2006年製作の映画)

4.8

男同士の古い友達2人がポートランドの東の山にキャンプしに行く話。片方は自堕落な独身で無職だが、片方は結婚して家も買い、妻は妊娠中という状態。Old Joy、2人を結んでいた昔の楽しみはもはや消えてなく>>続きを読む

ヴァチカンのエクソシスト(2023年製作の映画)

2.8

ベスパに乗る神父の格好をした恰幅のいいラッセル・クロウがおもしろい。その絵面がこの映画のピークと言ってもいいかもしれない。

手垢のついたエクソシストもの映画、コメディやバディものの要素も入れるなど工
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マリグナント 狂暴な悪夢(2021年製作の映画)

4.3

ネタバレになるので書かないが、やはりアイディアが研ぎ澄まされていた。似たような話は昔懐かしのブラックジャックやシュワちゃんの『トータル・リコール』などであったけど、さらにひねりが加わっている。
誰もが
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ラストナイト・イン・ソーホー(2021年製作の映画)

3.8

トーマシン・マッケンジーって『ジョジョ・ラビット』の女の子かー!見たことあると思った。アニャ・テイラー=ジョイは目が大きくてちょっと離れてて素晴らしかった。ありゃ見惚れるわ。

都会のショー・ビジネス
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ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー(2023年製作の映画)

4.5

ゲームはほとんどやらないけど、マリオは一面ぐらいはやったことがある。ゲームに使われるBGMや効果音も多少わかるくらいの人間だが、予想以上に楽しめた。頭の大きいキャラ造形や決めポーズ、走り方などやけに可>>続きを読む

WEEKEND ウィークエンド(2011年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

イギリスに行ったこともないし、ゲイの友達もいないし、この二人のゲイカップルとは親子ほど年も離れているわけだけど、不思議なほどリアルさを感じた。演技もセリフも撮影もどこか生々しく、まるで盗み見、盗み聞き>>続きを読む

クーリエ:最高機密の運び屋(2020年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

ジャケ写とタイトルからなんとなくイマイチっぽい作品かな?でもアマプラの配信がもう直ぐ終わるらしいからみてみるかくらいのノリで観たが、非常によくできた、リアルさを感じさせるスパイ系サスペンス映画でした。>>続きを読む

ルーム(2015年製作の映画)

4.8

このレビューはネタバレを含みます

仲のよさそうな母娘がゴロゴロして楽しそうみたいに思っていたら、実は変態男(オールド・ニック)によって狭い部屋に監禁されている悲惨な母息子だという…きついっすねー。でもキャプテン・マーベル、違った、ママ>>続きを読む

オペレーション・フォーチュン(2023年製作の映画)

2.9

それなりのスターが出てきて、悪くはないんだけど、予想のつく展開でキレッキレのガイ・リッチーを期待すると肩透かしを喰らう感じですかね。紅一点の天才ハッカー、サラ(オーブリー・プラザ)も美人だけど特に魅力>>続きを読む

アラジン(2019年製作の映画)

3.5

ふつうに楽しめたけど、監督ガイ・リッチーだったんだ!?と驚く感じ。たしかにスピード感やカメラワークなんてそれっぽいシーンもあったけどね…
ウィル・スミス、2022年のアカデミー賞授賞式でクリス・ロック
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ゴッズ・オウン・カントリー(2017年製作の映画)

4.5

嘔吐、動物の死といった観客が強い不快感を持つようなシーンを入れたがる監督って…いい映画撮るんですよねぇ。あと、映画の中に映画が出てくるのもたいていいい映画だったりする。やっぱりリアリズムだと思うんです>>続きを読む

インフィニット 無限の記憶(2021年製作の映画)

3.7

タフガイ役が似合うマーク・ウォールバーグがいつもながらの安定した仕事しているんだけど、そもそもこのキャラがあまり魅力的でなかったかな…。壮大な設定はあるものの尺も短いせいかダイジェスト版のような感じ。>>続きを読む

シルバー 夢の扉(2023年製作の映画)

3.5

主人公含め女子より男子の方が魅力的に見えた。主に顔が(笑)。
グレイソンとアーサー(まつ毛がすごい)が好き。リアルであんなことあったら、グレイソン、逆に女の子にモテそうとおもってしまった。

居並ぶド
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ナチュラルウーマン(2017年製作の映画)

4.0

主人公のマリーナ(ダニエラ・ヴェガ)の顔に力があり、ほぼ無表情でも何か禅めいたものが伝わってくるような…。この役者さん本人も映画そのままのトランスジェンダーだそうで、やっぱりホンモノは違うなと思わされ>>続きを読む

女王陛下のお気に入り(2018年製作の映画)

4.0

基本的にヨルゴス・ランティモス監督のファンなので楽しく見れました。『籠の中の乙女』『ロブスター』『聖なる鹿殺し』くらいしか見れてないけど。絵画的な構図とか自然なライティング、長回し、独特の間、趣味の悪>>続きを読む

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