ベスパに乗る神父の格好をした恰幅のいいラッセル・クロウがおもしろい。その絵面がこの映画のピークと言ってもいいかもしれない。
手垢のついたエクソシストもの映画、コメディやバディものの要素も入れるなど工夫もあったけど、ボチボチでした。
エクソシストに取り憑いて教会内部から悪事を働こうとする悪魔っていうのが、なんというかこすい小物感があって残念。大物の悪魔らしいのに。
スペインの異端審問はカトリック教会の中枢に入り込んだ悪魔の仕業だったことになっていて、ちょっとそれはどうなの?教会に都合よすぎない?と思ってしまった。(カトリックの聖職者がこどもに性的虐待していたことも悪魔のせいか?と言いたくなる。)